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カテゴリ:探訪
本堂を南西側から眺めた景色 南の築地塀に近い位置に井戸があります。この境内の広さから考えると、この井戸の近くにかつては建物があったのでしょうか。そんな想像をしたくなります。 蓮如上人銅像が建立されています。 平成8年(1996)3月25日に除幕法要が行われたそうです。 この銅像の写真は、ウィキペディアの「蓮如」に掲載されていることに気づきました。 銅像の背後、本堂の西隣りに唐破風の付いた建物があります。本堂の背後に客殿などが配置されていますので、山科別院長福寺の公式の玄関口という印象を受けました。 この建物の西側面に普段の出入口があり、そこに寺務所の木札が掲げてあります。 正面から屋根の獅子口を撮ると、切妻造の屋根と唐破風の屋根の獅子口の遠近感が乏しくなり一見複雑な姿に見えます。獅子口の意匠は同じです。 破風には草花文様の装飾金具が取り付けられています。併せて、屋根の円弧を描く垂木にも装飾金具が見えます。兎毛通・笈形・蟇股はそれぞれシンプルなデザインです。木鼻も同様です。 本堂の西側面を背景に撮ってみました。 これは香炉ということでしょうか。 大きさの割りには正面の開口部が小さい作りです。短い線香を立てるということでしょうか。 境内の南西隅には、太鼓楼があります。石垣積みの基壇の上に二層建てです。入母屋造瓦葺きの屋根。 降棟の鬼瓦 稚児棟の鬼瓦 一層目の屋根の鬼瓦 鬼の表情の違いがおもしろい。 東側から眺めた太鼓楼 本堂の左側に回り込みますと、境内の仕切り塀と扉が北側に見えます。その先を扉のところから眺めた景色です。本堂の北東側にある庭が見えます。 築山の上に、五重石塔が見えます。 蓮如上人像の背後の建物の間を進むと境内の北端側は境内墓地になっています。 その墓地の東端から南東方向に庭を眺めることができました。 この2枚がその景色です。 (2019.4.13撮影) 府道117号線(旧醍醐街道)に面して、「東御坊」の大きな石標が立っていることは東本願寺山科別院のご紹介の最初にご紹介しました。 府道をはさみ、東側には東方向への道が通っています。 その角に立っている道標がこれです。「蓮如上人南殿御旧地」と刻されています。 山科本願寺の遺構関連探訪が残る課題です。今日(4/13)の午後、この課題関連での探訪パート2を行いました。 序でに、今回の探訪の補足としてご紹介です。(2019.4.13時点) チューリップ苑は満開でした。 チューリップ苑のすぐ傍の枝垂れ桜 こちらは本堂の東側の枝垂れ桜です。 では、探訪パート2を続けたいと思います。 つづく 参照資料 山科別院長福寺のご紹介 :「山本石材店」 補遺 蓮如 :ウィキペディア ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -1 山科本願寺と蓮如上人御廟所 へ 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -2 西本願寺山科別院(1) 山門 へ 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -3 西本願寺山科別院(2) 本堂・中宗堂・燈籠・天水受け へ 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -4 西本願寺山科別院(3) 太鼓堂・北側の門・鐘楼ほか へ 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -5 東本願寺山科別院(1) 山門・鐘楼ほか へ 探訪 京都・山科 山科本願寺旧地を巡る -6 東本願寺山科別院(2) 本堂 ・石灯籠 へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.13 21:41:28
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