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遊心六中記

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2023.12.18
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カテゴリ:観照
=== 2023.11.30 ===
 南の空
9時20分頃に撮りました。遠くの空には白雲が見えますが、近くはほぼ快晴
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
稜線上空は、二色に別れています。稜線近くはごく明るいグレーの平板な雲が覆っていて、その上は空の色合いなのか雲なのか判然としません。午前中にあまり見かけない稜線上空の空模様です。

 東方向の空
15時5分頃に眺めますと、稜線上空は気持ちが良い青空が広がっています。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
南から西にかけて、また頭上には、青空の中にいろんな姿の雲が浮かんでいます。

 南の空
午後に入ってからも空は晴れていましたが、17時近くに眺めると、雲が空を覆っていました。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
各方向に全面的に雲が広がっています。

=== 2023.12.1 ===
 南の空
9時50分近くに撮りました。南の空は二層の色合いで雲が広がっています。
南西方向の空 
 西方向の空 
        西方向はうろこ雲様の雲が広がっていますが、晴れを基調とした感じです。
 頭上の空
          頭上もまた、青空に雲が広がっています。
 東方向の空
稜線上空を白鼠色を基調にした雲が層をなして覆っています。
東の空の雲はまあ日常的ですが、雲の姿が日々異なるのはやはりおもしろいです。

 東方向の空
16時50分頃に眺めると、稜線上空に浮かぶ小ぶりな雲に夕映えが見られました。
  
      ほぼ真東の夕焼け雲をズームアップで撮ってみました。
 南の空
南西方向の空 
        南西には夕焼けの雲が遠くの方にあるはずなのに意外と近く感じられます。
        
          夕焼け雲をさらにズームアップしてみました。
          しばらく後には、素鼠色の雲になってしまいました。しばしの夕映えでした。
 西方向の空 
             夕焼け雲が西方向にも少し広がっています。

​=== 2023.12.2 ===​
 南の空
午前中は早朝から出かけましたので雲を撮りませんでした。久々のウォーキング同好会の恒例闇鍋会を兼ねたウォーキングに参加。JR南草津駅集合で、ロクハ公園までのウォーキング。天気は晴れです。
帰宅後、16時20分過ぎに撮りました。南の空は雲がなく快晴。
  
ただ、写真のアングルから外れる写真のさらに下方、つまり南の遠方の空をズームアップしますと、こんな横雲が浮かんでいます。道路を挟み南の民家の屋根上ギリギリあたりのアングルでのズームアップです。
南西方向の空 
 西方向の空 
           西の空にわずかに雲が浮かんでいます。
 東方向の空
稜線間際の向こう側には白雲が見えますが、その上空は青空です。

久々のウォーキング参加、晴れの天気で良かったと思う一日でした。



さて、雲がたりを続けます。
全詩集の第五巻。収録されている真民さんの2つめの詩集は「もっこすの唄」です。
                    (参照『坂村眞民全詩集 第五巻』大東出版社)
この詩集に「もっこすの唄」と題する詩が半ばに載っています
詩の半ばで、「母こそもっこすの/ 代表者だと/ いばって言うことができる」と詠み、最後に「そうやすやすと/ よわねは吐かぬ/ 肥後の根性者の/ こころ意気見せろ」と己を叱咤激励する詩です。
もっこすは肥後(熊本)の方言。一こくもの、一てつもの、反抗もの、がんこものなどの意をふくんでいる」と最後に付記されています。(p54)

この詩集の最初は「ねがい」と題する詩。この詩の最後の第4節に雲が詠み込まれています。

 ゆうやけの雲に呼びかける
 ゆめを
 ぼくの詩のなかに      と。       p41

「冬来る」と題する詩の第2節に出て来ます。3節で構成される詩の第2節です。引用します。

 昼が夕暮れとなり
 ふちを赤く染めた雲が
 つぎからつぎへと
 東をさして動いてゆく             p51

真民さんが「久しぶりに八木重吉詩集をひらいた」(第1節)と記す詩で、末尾を「この人の愛の美しさにひたった」(第3節)の一行で終える詩です。

その次の「冬の子」と題する詩にも、

 冬の雲    という一行が織り込まれています。 p51

「出会い」と題する詩。静かな山ふところで出会った蝶を読んだ詩です。
この詩の末尾に出てきます。

 わたしに会うため
 変身した人の
 白い面影がうかんできた
 空にはひとかけらの雲もなく
 蝶とわたしとの二つの影だけが
 重なり合うばかりであった           p71

「豪潮墨蹟」と題する詩。末尾の注記に「豪潮は肥後の律僧」とあります。
豪潮の墨蹟について詠んだ詩です。その一行目が

 一片白雲心  六九歳

豪潮69歳の時の墨蹟という意味でしょう。そして、この詩の最後に出てきます。

  青山雲不住
  去来自無心
 豪潮の墨蹟はまったくほれぼれする
 律師よわたしを八〇まで生かしてください   p72

「遠い雲」と題する詩。標題に雲が入っています。詩を引用します。

 あなたと歩いていると
 もろもろのものが
 相寄ってくる
 山も鳥も
 遠い雲までも
 近づいてくる

 天地一ぱいの
 広々とした
 豊かな心になってくる            ​p74​

一行目の「あなた」とは、真民さんにとってこの詩では誰のことなのだろう。
想像を広げてみたくなりますね。

「やがて夏となれば」と題する詩。5節からなる詩の第4節に出てきます。

 やがて夏となれば
 空の雲さえ
 ビキニで死んだ魚の形をして
 人間の悪を呪ってくるのだ            p79

各節の第一行が「やがて夏となれば」とリフレインされる詩です。
そうです。原爆・水爆反対を詩に詠み、訴えつづけた平和を愛する真民さんの詩の一つです。

詩集「もっこすの唄」に詠み込まれた雲はこれだけです。
この詩集を締めくくる詩は「わたしは墓のなかにはいない」と題する詩。
雲はでてきませんが、この詩の第1節と最後の第5節をご紹介したいと思います。

 わたしは墓のなかにはいない
 わたしはいつもわたしの詩集のなかにいる
 だからわたしに会いたいなら
 わたしの詩集をひらいておくれ

最後の節は

 わたしはいたるところに
 いろいろな姿をして
 とびまわっているのだ
 墓のなかなどに
 じっとしてはいないことを
 どうか知っておくれ               p83

真民さん、たぶん日本全国各地に建立された「念ずれば花ひらく」の詩碑があるところにも。さらに、様々な詩に記された未訪の各地にも。「とびまわっているのだ」と。



雲の変化に戻ります。

=== 2023.12.3 ===
 南の空
8時45分頃に撮りました。雲が広がっています。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
                   南西から西方向、並びに頭上も雲が覆っています。
 東方向の空
稜線上空も雲が広がっていますが、空には明るさが見られ、雨方向には向かわない感じでした。

この後、年に2回の町内の溝掃除の日なので、天気が崩れず持ちそうなのが何よりでした。

 東方向の空
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
13時5分過ぎに撮りました。いずれの方向も雲が空を覆っています。
撮っている時に、僅かに小雨がパラつきましたがすぐに止みました。ほんの通り雨。

この後、空模様は晴れる方向に。

 南の空
16時45分頃に撮りました。夕焼け雲が広がっていました。
近くの空の夕焼けはめずらしいという印象です。
     
                 下方の遠くの空の雲をズームアップで
南西方向の空 
 西方向の空 
 東方向の空
稜線上空に散在する雲にも微かな夕映えが見られます。

晴れのち曇りという一日になりました。

つづく

補遺
坂村真民記念館​  ホームページ
  ​坂村真民について
豪潮​    :ウィキペディア
企画展 「豪潮展」​  :「玉名市」
八万四千塔最初の塔​  :「大興善寺」
豪潮寛海筆仮名法語​  :「Keio Object Hub」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
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Last updated  2023.12.18 19:39:19
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