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カテゴリ:観照
![]() 門に棲む龍の続きとして、「西本願寺」の手水舎から始めます。(2020.6.25 *印) ![]() 手水舎に棲む龍は、浄水の注ぎ口の役割を果たしています。よくご存知のことでしょう。 龍は全身像として造形されています。 ![]() ![]() 2011.11.27 ![]() ![]() ![]() この手水舎の覆屋を眺めますと、 ![]() ![]() 四方の蟇股には、太閤桐の紋章が陽刻されています。 ![]() こちらは「東本願寺」の手水舎の龍です。(2017.3.1) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 立ち上がる感じのダイナミックな龍です。 ![]() 既にご紹介しています滋賀県長浜市にある「大通寺」は、その山門が本山東本願寺の山門を継承して建てられたと言われています。そのため、本山の山門が焼失した時には、その再建にあたり役立ったということが、当寺の案内板に記されていました。 ![]() 大通寺の手水舎の龍も、姿は全く異なりますが全身像で造形されています。(2015.6.28) ![]() こちらは「興正寺」の手水舎です。西本願寺の南隣りにあります。(2018.2.27) ![]() ![]() 小ぶりですが、同様に全身像の龍です。 この4例を眺めても龍の姿は多様であり、おもしろいかぎり・・・・。 ![]() ![]() ![]() 覆屋の蟇股を眺めますと、上掲の西本願寺の例とは異なり、ここに龍がいます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 四方の龍は、透かし彫りの造形で、それぞれスタイルが異なります。 ![]() 最初に載せた面の裏側を、覆屋の内側から眺めると、このように龍本体と背景が丸彫りにされているこがわかります。 どのように龍像の全体を表現するかが、匠の技の見せ所になっているのでしょう。 観察するとおもしろい!! ![]() ![]() ![]() この3つの背面を上掲の龍とマッチングして、龍像をイメージしてみるのは如何でしょうか。 さて、京都・洛北の鞍馬寺に飛びましょう。(2016.6.18) ![]() ![]() 本殿金堂の東側に、「閼伽井護法善法神社」があります。 ![]() ![]() こちらも龍が全身像で造形されています。この龍は宝珠を握っています。 鞍馬寺でもう一カ所、 ![]() 「転法輪堂」の傍の手水鉢で龍を見つけました。 ![]() ここで一区切りとして、続きは次回に。 つづく 補遺 お西さん(西本願寺) ホームページ 東本願寺 ホームページ 長浜別院 大通寺(公式) :「真宗大谷派長浜教区」 真宗興正派本山興正寺 ホームページ 鞍馬寺 ホームページ ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -1 まず好みの龍のいるところから へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -2 建仁寺から時空を広げて へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -3 門に棲む龍 (1) へ 観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ -4 門に棲む龍 (2) & 龍について へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.01.08 20:56:26
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