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カテゴリ:探訪
![]() ![]() 先々週(6/7)、あべのハルカス美術館に行った後、難波に所在の難波八坂神社を探訪してきました。冒頭に掲げた巨大な獅子頭を象った獅子殿の実物を眺めてみたいと思ったのが動機です。数ヶ月前にあるテレビ番組でこの獅子殿が外国人観光客の人気スポットになっていると報じていました。それで少々興味を抱いた次第です。 平日の金曜日午後でしたが、確かに大勢の外国人観光客をみかけました。50~60人くらいの人々が居たように思いました。 ![]() ![]() 元町3丁目北の通りに面した石鳥居から境内に入りました。 あちらこちらに参拝客が居ますので、できるだけ人を入れずに撮ろうとすると制約されます。 石鳥居の左(西)に建立された石灯籠には、「當坊清雅代」という文字が刻されています。こういう刻字は初めてです。意味不詳。 ![]() ![]() 参道側に、小ぶりな手水舎があります。 ![]() 獅子像の口が水の注ぎ口になっていることが、少し珍しいと感じました。 ![]() 参道を進むと、左手前方に獅子頭が樹木越しに垣間見えてきます。 ![]() こんな感じで初コンタクトです。巨大! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 神社の本殿正面の石段両側には、ブロンズ製と石造の狛犬像が奉納されています。 ![]() ![]() 難波八坂神社のホームページの案内によれば、現在の本殿は昭和49年(1974)5月に完成した建物です。現代建築・鉄筋コンクリート製のようです。 ![]() 軒端に数多くの吊灯籠が奉納されています。 「当社(難波八阪神社)の創建年月日など詳しい資料は残っていませんが、社伝によれば古来『難波下の宮』と称し難波一帯の産土神でした。後三条天皇の延久(1069年から1073年)の頃から祇園牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りする古社として世間に知られていました」とのこと。(ホームページより) 神社名に「八坂」を冠していますので、祭神は京都の八坂神社と同じ。素戔嗚尊、奇稲田姫、八柱御子御子です。 ![]() 本殿側から南西方向、東の門・石鳥居から続く参道の正面に、お目当ての獅子頭(獅子殿)全景が見えます。 人間の大きさからこの獅子頭の巨大さがうかがえるでしょう。 ![]() ![]() ![]() この獅子殿は、高さ12m、奥行7m、幅7mの大きさで、上記本殿の竣工と共に完成したそうです。鉄骨・鉄筋コンクリート造で、外観は銅粉吹き付け合成樹脂仕上げと言います。この巨大獅子の目はライト、鼻はスピーカーの役割を果たしているそうです。獅子の歯は24本だそうです。(同上) ![]() ![]() 前面は舞台になっていて、「お正月には、神楽・居合道など、夏祭りには、獅子舞・民踊等各種芸能が奉納されます」とのこと。(同上) ![]() 後部の殿内は一部木造で、祭神として素戔嗚尊の荒魂が祀られています。 「真鍮製 折腰格天井にはめ込まれている鳳凰の彫刻は、全て手彫りでその意匠が異なっております」(同上)とのこと。天井部分、詳細な観察はできませんでした。 ![]() 獅子殿前面の両側に、ブロンズ製の灯籠が奉納されています。 竿・反花の下の格狭間の文様が目に止まりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 一面撮り忘れましたが、ほぼ同形の鳳凰が彫像されています。 獅子や龍の彫像は見慣れていますが、鳳凰は珍しいと感じました。 灯籠の竿には1974年7月奉納の銘文があります。折腰格天井と照応させてあるということでしょう。 それでは、続きに境内をめぐります。 つづく 参照資料 難波八坂神社 ホームページ 補遺 難波八坂神社 :ウィキペディア ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
大阪に住んでいるのに、この神社は知りませんでした
外国からのインバウンド客に評判なんですか、分かるような気がしますね (2024.06.19 17:48:22)
Jobimさんへ
たまたま見ていたテレビの番組で、大阪での人気スポットとして紹介されたのです。 確かに、当日ざっと見た感じでは大半が外国人観光客でした。 発想がおもしろいですね。神社としてはユニークな建物。 野外の舞台としては、ありきたりでなくていいですね。 (2024.06.19 18:32:59) |