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遊心六中記

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2024.06.25
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カテゴリ:観照


ネット検索をしていて、刀剣の領域にも龍が見られることを発見!
刀剣の刀装具である「鐔」に龍が彫刻されています。
鍔の名品が公開されています。冒頭の写真は「雲龍図鐔」です。(資料1)
画像の利用がOKですので、以下、鐔に彫られた龍たちをご紹介します。


 
                                雲龍図鐔 銘義為作 (資料2)



            雲竜図鐔 銘砂川正矩作 (資料3)

 
 
     雨龍図鐔 志水甚五作 江戸時代・17世紀 (資料4)

 
       雲龍透鐔 正阿弥伝七作 江戸時代・18世紀 (資料5)

 
 
     水龍図鐔 後藤光方作 江戸時代・17世紀 (資料6)

 
     雲龍図鐔 後藤作 江戸時代・17世紀  (資料7)


刀身そのものに視点を移します。
刀身に龍が彫刻されている事例を開示しているサイトを見つけました。
「刀剣ワールド」と称する刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館が実例を詳細に紹介されています。以下から、アクセスしてご覧ください。(資料8)

 ​​刀 銘 天秀 水心子白熊入道正秀(刻印)
   ⇒ 倶利伽羅龍の彫刻 剣に巻き付いている龍の図柄
  ​脇差 銘 直胤(花押)天保六年八月
   ⇒ 倶利伽羅の欄間透彫
 短刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿 慶長拾三年三月吉日 所持熊谷清六
   ⇒ 「珠追龍」の彫刻
   

刀身を覆う刀装具は、柄頭、柄、鐔、鞘、柄尻という各部から構成されています
鐔の龍文様は上掲を見つけました。他に龍が棲みそうな箇所は、鞘と柄頭でしょうか。

鞘については、「​​登り龍文様透かし彫り水牛鞘柄刀子​」という事例があります。(資料9)

また、「​紅木製鞘獅子及龍浮出文白銅金具附刀子」という事例もあります。(資料10)


歴史を遡りますと、古墳時代の刀や刀の一部が発掘されています。柄頭を装飾した金具として出土したものがあります。
 
 
 双龍文環頭大刀柄頭 古墳時代・6世紀 愛知県春日井市 猪之洞古墳出土 (資料11)

 
 
  双龍環頭柄頭   古墳時代・6世紀 滋賀県高島市 鴨稲荷山古墳出土 (資料12)

 
  単龍環頭柄頭  古墳時代・6世紀 大阪府茨木市 海北塚古墳出土 (資料13)

他にも、千葉県の金鈴塚古墳出土の「​​金銅装双龍環頭太刀2柄​」(資料14)や、
双龍環頭太刀(資料15)と出会いました。

刀剣と龍は古墳時代から既に縁があったことがわかります。

最後に、笄(コウガイ)に龍文を装飾した事例を見つけました。
 
 (部分拡大) 
        龍文小柄・笄  江戸時代 19世紀  (資料16)

この辺で終わります。

ご覧いただきありがとうございます。


参照資料
1) ​国立博物館所蔵品統合検索システム(ColBase)
         京都国立博物館 E甲428-2
2) 同上 京都国立博物館 E甲255-18
3) 同上 京都国立博物館 E甲255-24
4) ​雨龍図鐔 東京国立博物館​ :「ColBase」
5) ​雲龍透鐔  東京国立博物館​ :「ColBase」
6) ​水龍図鐔 東京国立博物館​   :「ColBase」
7) ​雲龍図鐔 東京国立博物館​   :「ColBase」
8) ​刀剣ワールド​ ホームページ
9) ​登り龍文様透かし彫り水牛鞘柄刀子​ :「文化遺産オンライン」
10) ​紅木製鞘獅子及龍浮出文白銅金具附刀子​ :「文化遺産オンライン」
11) ​双龍文環頭大刀柄頭  東京国立博物館​ :「ColBase」
12) ​双龍環頭柄頭  東京国立博物館 ​ :「ColBase」
13) ​単龍環頭柄頭 東京国立博物館​   :「ColBase」
14) ​金鈴塚古墳金銅装双龍環頭太刀2柄​  :「文化遺産オンライン」
15) ​双龍環頭太刀​  :「文化遺産オンライン」
16)​龍文小柄・笄 九州国立博物館​  :「ColBase」 

補遺
日本刀​  :ウィキペディア
日本刀の部位名称​  :「刀剣ワールド」

 ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

こちらもご覧いただけるとうれしいです。
観照 インターネットで【龍/Dragon】探しの旅へ 」一覧表





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Last updated  2024.06.25 15:52:44
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