カテゴリ:ひとりごと
双子座流星雨。
前二日は雨。 期待できる最後の一日も曇り空。 あきらめきれずに、ことあるごとに空を見上げる。 現在ただいま、我が家の隣は解体工事のため更地状態。 あら、こんなに空が広い。 街路灯がまぶしいので、駐車場の車の影にしゃがみ込んで空を見上げる。 そしてようやく、今年初めてのオリオンを灰色の背景、流れゆく雲の帳の合間に見いだす。 オリオンって、こんなに影の薄い星でした? シリウスって、こんなに光の淡い星でした? そう思ってしまうほどに仄明るい空。 それでも、ぽっかりと空いた帳の隙を、二つに切り裂く光軌。 真砂なす数なき星のその中に我にむかいて光る星あり 正岡子規 うろ覚えだったので、念のため確認してみたなら、「数ある」という引用があり、焦り。自分が読んだのは芥川龍之介の『侏儒の言葉』の冒頭にて。ちゃんと、原典に当たればよいのだが、本棚を発掘する気力が…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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