2008/11/18(火)20:48
佐渡、朱鷺・時・・・海! (その3)
空腹を満たし、今宵の宿泊先へ向けて車を走らせた。
今回お世話になるのは、七浦海岸にある民宿‘つかさ’さんです。
ここは佐渡観光の知り合い(妻の仕事関係)一押しの宿です。
「料理の美味しい宿!」
とリクエストして、紹介してもらいました。
何と言っても漁師の宿ですから、間違いはありませんね。
少し時間の余裕があったので、
尖閣湾まで足を伸ばして、
海岸線をドライブした。
宿へ着いたのは、予定通りの時間です。
オプションツアーで、
アオリイカのジギング釣り体験を申し込んでいた。
だけど、海況があまり良くないようです。
かなりうねりがあります。
佐渡へ渡るカーフェリーも横揺れが結構ありました。
小型の漁船では、更に厳しそうです。
「どうしますか?」
出港出来ない訳ではないけど、
最終判断を委ねられた。
「近くを軽く散歩でもして、ゆっくりします。」
そう言って、とりあえず部屋に荷物を降ろした。
旅の疲れもあるし、
船酔いでもしようもんなら、
美味しい夕食が台無しになってしまいますからね!
散歩に行こうと玄関を出ると、
ご主人が漁の道具の手入れをしいて、
立ち話で会話が弾んだ。
「漁の仕掛けを見るか?」
CIMG2143 posted by (C)透明インゲン
道を挟んで小さな漁港があり、
そこに漁船が停めてあった。
仕掛けの一つ一つには、
長い年月を掛けた知恵が凝縮していた。
そして海の中へと伸びているロープを手繰る。
引っ張り出されたカゴの中には、
沢山のサザエが入っていた。
「昨日、獲ったんだよ!」
CIMG2144 posted by (C)透明インゲン
「夕食にも刺身で出すけど、
生を海水に付けて食べるのが一番美味いんだ~。」
「全然違うから食ってみるか?」
その場で殻を割って腸とひもを取り、
それを海水にジャブジャブと付けて手渡してくれた。
いわゆるサザエの刺身は小さく砕かれていて、
コリコリとかなり歯応えがある。
だけど手渡されたそれを丸ごと口に放り込むと、
柔らかさと弾力が絶妙で、
それに海水の塩味が何とも抜群な加減です。
まさに、目から鱗!…の感動。
「子供の頃から、よくこうやって食べてたんだ~。」
漁師町ならではの特権ですね!
羨ましい。
その後お風呂で汗を流して 、
さぁ…今日のメインです。
目の前には新鮮で美味しそうな料理が並んでいます。
滴り落ちそうなよだれを押さえて、
まずは乾杯のグラスを合わせましょう!
「う~~ん、もう待ちきれませ~~ん。」
「いっただきまぁ~~~す!!」
CIMG2147 posted by (C)透明インゲン