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テーマ:日々自然観察(9756)
カテゴリ:環境とか
昨晩は雷が鳴ってました、雨もいまだに降り続けています
配信されてきたメルマガを読んで、そんな呼び方もするんだ! と改めて思い知らされました・・・・かな? 富山県の西部・散居村で有名な砺波市は屋敷林のある風景が有名、 とはいえ実際は全国の農村にもある風景です この屋敷林をどうやら屋敷森とする(やしきりん)地域も あるようで実際ネットで検索したら出てきました そこで林とは、となると人工的に<はやした>単に木があるだけの 植栽地となるようだし森となると<ちんじゅの森>という言葉が あるように樹木を初め動物などの生き物を守る林といえます この屋敷林、県内の方言では2~3とおりあるようだが大体の地域 においては「かいにょ」と呼んでいるようです 母屋を東側向きに建て南側にスギやケヤキ、アテの木が植えてある 西側はタケなどが植えてあり北側にはカキ、ウメ、イチジクなどの 果実が生るものが植えてあります この「かいにょ」の目的は、南風のいわゆるフェーン風の防止や (防風林)洪水対策ともいわれています これがあるので夏場は涼しそうですが日陰ができる効果はありますが 実際に涼しいのは夏場は田んぼが熱を持ち、夜間になるとその熱が 北側に向かって(気温の低い方へ)流れるので「かいにょ」を通して 緩やかな風が生じるからとも言われています 昔から聞いていたのは「イモリ」は井戸を守りヤモリは「家を守る」 から現れても、むやみに殺してはいけない、ということでした 科学的にはどうなんだか分かりません、でも今ほど環境がよくない すなわち、より自然に近い場合ボウフラや害虫も沢山いたわけで、 でもそんな小動物がそれを食料としていたのだから殺さない方が 人のためにもなっていたのでしょうね 写真はそんな屋敷林のある風景ですが中央に小さく見える小屋の意味というものを恥ずかしながら最近まで知りませんでした(笑) 灰小屋(はんや、など)と呼ばれており燃やした灰を入れる場所で 畑や田んぼへの肥料に使われています 別の地方ではもう少し大きくなりトイレも併設していたのだそうだ 薪ストーブを使っている知人がいるのですが広葉樹の灰が沢山でき やはり家庭菜園に使っているそうだ 苦土石灰などとは比べ物にならないそうで近所でも欲しがるそうだし オークションでもこの灰が売りに出ています とうぜんながら火鉢などを使う人は更に欲しいわけです あとは山菜等の灰汁抜きにも使うしワカメなどの保存もそうですね 昔の人は何でも有効活用していたんですね~ 身の回りには見直さなければならない風習がたくさんありそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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