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テーマ:食べ物あれこれ(50287)
カテゴリ:植物の話
今日から9月になりますが、おもいっきり夏~という日はなかったような気がしますね
さしたる話題もないので先日のブナから ブナの堅果の中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味しいのでサルやクマなども大好物となり当然ですが虫も好きでブナシメシンクイなどは花序の段階から住みつき堅果の中に入り込み栄養を吸収します、ブナも無駄なエネルギーは消費したくないので落としてしまいます なので今頃の林床などには結構実が落ちていますがみんな穴が空いており食べられません、食欲の秋までもう少し待ちましょうか(笑) ブナの古名をソバノキあるいはブナの堅果をソバグリとも言ったようで堅果にソバがある木やソバのあるクリという意味らしい ブナは生長するにしたがって根から毒素を出していくため、一定の範囲に一番元気なブナだけが残り、残りのブナは衰弱して枯れてしまう なので純林のブナ林は余計キレイでしかも太いのばかりが目立つのですね~ ブナは殺菌成分である日局クレオソートを多く含むため、大気を浄化する作用があり呼吸器疾患などにも効果があるのだそうだ ブナの樹皮は灰白色できめが細かくよく地衣類などが着いて独特の模様のように見えますが、この地衣類そのものは空気がきれいじゃないと育たないので納得できます そして樹皮の灰白色の林を下から見上げると白く見えるので今日から始まった、おわらで有名な八尾の深山にある白木峰の名前の由来はそこからきているそうだ そして木辺に無と書くように昔は木では無い、と捉えられ結構伐られご存じのようにスギ林へと代わっていきました(認識しない文字でした) もっとも木では無いとしたのは近年のようですけけど 今年はブナの堅果は豊作なのだそうで、多かった1999年では1平方メートルあたり1000粒あったそうで2005年には500粒だったそうで今年もどうやら5~600粒はあるそうです 今のブナ林の林床に出ている稚樹はそういう意味では2005年生まれが殆どです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.01 09:51:02
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