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カテゴリ:植物の話
コットンの事を日本語で「綿花」と呼びますが通常コットンと呼ぶ繊維はコットンの木にできた、はじけて丸くなった状態のコットンボールをさします
花が終わった後にできる種子が成熟して表皮細胞が伸びて、はじけて細長い毛状となり外側にあふれ出たものを日本語で「綿花」と呼んでいます ワタは世界各地の熱帯または亜熱帯地域が原産のアオイ科の仲間で約40種類あります コットンを育てる時、害虫を防ぐのはもちろんですが雑草を枯らしたり、収穫時に葉っぱを落さなくてはいけないので非常に大量の農薬が使われています それは遺伝子組み換えワタでアメリカにおいては2010年度の組換えワタの栽培面積は綿の栽培面積の93%であり、中国でも2009年度は60%であり、インドにおいては2008年度のワタの栽培面積の76%が組換え品種なのだそうだ また有機栽培綿(オーガニック・コットン)は3年間農薬や化学肥料を使わず栽培した農地で生産された綿花で、化学薬品による環境負荷を最小限に減らして製造しており、畑の収穫ごとに認証があるので、調べれば、いつ、どこの畑でとれた綿を使っているのかがわかるようになっています 日本では明治中期まで綿の自給率は100%でしたが、安価で大量に輸入される外国のワタに押され200種以上の品種がほとんど絶滅してしまいました 「大島在来」という日本綿(和棉)は比較的繊維が長く貴重な植物と言えます にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.30 09:01:31
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