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テーマ:花と自然を楽しもう(15545)
カテゴリ:植物の話
オニグルミJuglans mandshurica var. sachalinensisクルミ科クルミ属
冬になると出てくるまさに冬芽や葉痕ネタ。 この木は天辺に芽があり(頂芽)コートも着ていない(笑)裸芽で褐色の毛が密生しています。 3つある維管束痕が動物の顔のように見え、まさにヒツジのようにも見えませんか。 オニグルミの鬼という名前の由来は、果実の中の核である殻の表面がゴツゴツしているため鬼の面にたとえて。 またクルミの名前の由来は、黒い樹皮を染料に用いるため黒む実(くろむみ)から転訛したという説もありますが諸説あるようです。 雪国ではこれから欠かせないスノータイヤ(スタッドレス)のメーカーTゴムの「ガリット」には路面をひっかく効果があるというオニグルミの殻を素材に練りこんであります。更に書くと吸水カーボニックパウダーとして竹炭を用いているそうで天然ゴムといい森の資源をふんだんに使ってますね。 お菓子などに用いられるのは西洋のクルミですが滋養、強壮と鎮咳薬としてクルミの種子を食べます。 それは子葉と呼ばれる部分で、脂肪油約50%を含む栄養価が高いものです。 また脂肪油にはリノール酸やリノレン酸、オレイン酸が多く含まれ血液中のコレステロールを除く作用があるといわれています。 また樹皮や葉の煎じ汁、外果皮のすりおろし汁には、発毛作用があるのだそうで発毛薬やその煎じ液で髪を洗うと黒くなるらしいですよ。 外側の果肉にユグロンという物質が含まれ、周囲の植物の生育を阻害するアレロパシー作用があることも知られています。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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