○●●遊女asome●●○

2007/09/16(日)23:51

モバゲータウンがすごい理由 1   石野純也著    マイコミ新書

遊女aosmeの「その他の本」(41)

~オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘訣~ 以前から、日本のケータイインターネットの世界というのは、かなり進んだものであるにもかかわらず、語れる人がいないということを感じていました。PCのインターネットには多くの論客がいるのですが、ケータイインターネットの世界にはそういった人も。ましてや本もほとんどありません。NTTドコモなどのケータイ通信事業者、いわゆるキャリアと言われている通信事業者のサービス、公式サイトのことしか語られてこなかったのです。 ここ最近になって、mixiなどのSNSが社会的な現象となり、ケータイSNSのモバゲータウンが非常にヒットし、注目されるようになりました。 それでも、まだまだケータイインターネットは、マイナーなのです。もともとケータイインターネットの醍醐味であるオープンサイトについては、正妻であるかのような公式サイトからしてみると、勝手サイトといわれ、まるで認知されない愛人のようなイメージで、ほとんどが有害サイトと一緒にして片付けられていたのです。しかし、ケータイインターネット上には沢山の魅力あるコミュニティーサイトが存在していいて、パソコンのブログなどがヒットする2、3年ほど前から、ユーザー参加型のコミュニティーが非常な勢いではやり、多くの人たちが活発に楽しんでいたのです。そして子供たちは充分そのことを理解し活用していました。 パソコンに馴染んでいる大人は、ケータイではほとんど公式サイトやメール以外のインターネットを利用しないのですから、ケータイインターネットのオープンサイトのことは分からないままきてしまいました。しかし、子供たちのインターネットの入り口は、実はパソコンではなくケータイインターネットなのです。しかも彼らが利用するのは圧倒的にオープンサイトのはずです。実際にURLを入力してインターネットに入る大人はどのくらいいるでしょうか?あまり多くはないと思います。 また、キャリアの公式サイトは有料サイトですから、子供はほとんど利用しないのです。子供はただで利用できるオープンサイトに行くのです。彼らは広いインターネットの世界でコミュニケーションを、知らない人たちと普通にとり、完全にインターネット端末としてケータイを有効に利用し、今までのケータイ文化を育ててきました。子供たちのほうがずっとコミュニティーとはなんぞや、ケータイとはなんぞやということを知っているのです。

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