カテゴリ: 「IT関連」の本
~オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘訣~
ですから今更、ケータイ2.0なんていわれても、「はあ?」ということになってしまうのです。 モバゲータウンがこれほどヒットしたのは、そういった歴史と言うか、背景があったからですね。モバゲーが何もないところから作り上げたということではなく、充分に市場が熟していたということなんです。だから、あまりそれはすごい理由にはならない気がします。 1で述べたように、パソコンのインターネットの世界より、むしろ、ケータイインターネットのほうが、日本ではずっと先に先行していたんです。その波にとてもタイミングよく乗ったということなんでしょうね。 まあ、なにしろ、ケータイのオープンサイトは正妻ではない、日陰者の愛人という身分なので、愛されてはいますが、認められていないのです。しょうがないと言えばしょうがないのかもしれませんね。その愛人がとても目立ってしまった、表に出てきたということが、モバゲーのすごい理由なのかもしれません。 今回のこの本は、モバイルインターネットについて始めて知ったと言う方には理解しやすいと思いますが、モバゲー以前のケータイインターネットの歴史が語られていません。それがちょっと残念ですね。 しかし日本の中学生は、かなりのレベルのインターネットのコミュニケーションスキルを身につけているのですね。それもインターネットの世界を概念で学習する前に体で体験してしまうのです。まさに彼らはケータイインターネット世代なんです。だからこれからのインターネットの本当に新しいサービスは、きっと彼らの世代から生み出されてくるに違いありません。若者よ!うまく道具を使って、自分たちの可能性を広げなさい。大人たちが気がつく前に! 今、アップルも、グーグルも、ケータイインターネットの世界に注目していますが、今後もっと日本のケータイインターネットの世界は進化すると思います。世界のケータイインターネットのサービスでは、まだまだ日本は、かなり先を行っているはずなのです。そのことを日本の大人たちは、もしかしたら世界で一番知らないのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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