今宵名残の三日月も

消えて寂しき　相模灘

涙にうるむ　漁火に


この世の恋のはかなさよ

　
昔　こんな歌が流行ってね　　と


突然　歌いだした知り合いのミキちゃん（’-’）ホウホウ

わたしは　掃除していた手を止めて


急いで　メモ帳を　ひっぱりだした。＿φ(￣ー￣ )メモメモ


天国に結ぶ恋いとか　言う歌でね


この頃　心中が　流行って　　そのたびに　こういう歌が

できたのよと　

わたしは　14才だったの。


音痴な歌で　よく親にも　そんな歌を歌うなと

怒られてたけど

夜　寝る前は　必ず　歌ってたの。

愛する人と　結ばれず　死を選ぶ二人の恋


お互いに　もう少し頑張ったら　一緒になれたはずなのよ。


婆ちゃんは　　うっとりした顔をして


三番まで　歌いあげた。

さっきまで　目も見えなくなった。


耳も聞こえないと　しょげてたが

私の書いたメモ帳を見て　漢字が　違うと　突っ込みいれる。


80年前の歌を記憶しているミキちゃんもすごいよ　


ミキちゃん　今92才

あんた　　こんな歌好き????


と私に聞くので　　うんうんうん　　大好きと　答えると


あんたもすきねえ　　　今度は　もっと別なのも教えてあげると


約束とりつけた。


それにしても　いくつになっても　心は　乙女


昨日の飲み会でも　60才の院長先生が　心は青年だって言ってた。


ヽ( ´ー)ノ フッ　なんか　いいなあ～


老いることのない心


見た目は　変貌するけど＿|￣|○ ｶﾞｸｯ



それにしても　歌詞を検索で調べたら　　昭和７年の歌だった。


歌詞も　正確だったし　記憶力に　恐れいりました。