2006/02/25(土)21:34
呆れた…
フィリピンではエドサ革命の20周年を祝う式典が
2月25日に控えているというのに
一部兵士がクーデター計画を企てたらしく
アロヨ大統領が非常事態を宣言したらしい。。。
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今から遡ること20年前、1986年のフィリピンは
まだマルコス大統領による独裁政権下にありました。
しかし当時行われた大統領選挙において
マルコス一派に依る投票箱の略奪や
反マルコスの指導者の抹殺が行われたりしたのをきっかけとして
フィリピン国民が独裁政治から解放され
民主主義を望む声が一気に吹き出し、
マルコス派軍隊の戦車の前に
多くの国民の人間バリケードが出来上がりました。
これによって国内外の支持を失ったマルコスは
ハワイの亡命を余儀なくされたのです。
これがエドサ革命で
別名「2月革命」「ピープル・パワー」
とも呼ばれるこれらの出来事は
当時日本のニュースでもかなり報道されたので
ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
しかしあれから20年経つのに
上に立って規範を示すべき政治家や官僚達の多くが
フィリピンでは腐敗しており
また国民の大多数を占める貧困層の生活が
改善されていないという
フィリピンが根本的に抱えている問題は
当時からあまり変わっていないんですよね。
全くもって、嘆かわしいよなぁ。
何とかしてくれよ、フィリピン人! (^^;
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それでも、何故か嫌いになれないんですよねぇ。
ホントにフィリピンって国は不思議な魅力があります。
そのフィリピンの国旗です。 ↓↓