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テーマ:少年野球(730)
カテゴリ:野球
野球においてとても重要な能力の一つとして、スピードが挙げられます。
これは、ランニングにおける走力と言う意味でのスピードだけではなく、体のこなし方にも言及できる部分であり、バッティングや投球にも関わってくる能力です。 ここでは、走力と言う観点でスピード能力を考えてみたいと思います。 『足が速い』と言うと、まず考えられるのが50m走や100m走でしょう。 このタイムが何秒か、それにより足が速い、遅いという評価につながってきます。 しかし、どうも野球と言うスポーツにおけるランニング(走者として…)では少し評価の仕方が変わってきます。 一般に人が最大の力で走った時、最大速度に到達し、安定期に入るのが30m当たりだと言われます。 短距離走者のランニングフォームを見ていると、最初は前のめりで走っていた選手が途中から直立した綺麗にまっすぐした姿勢で走るフォームに変わりますよね。その段階とも言えると思います。 しかし、野球では塁間の距離は27.413mであり、最大速度に到達するまでにはストップあるいは次の塁への方向転換のため、スピードが緩まることになります。 ならば、最も野球選手(走者)にとって大切なランニング能力は何になるのでしょうか? 最も大切なものは、加速能力だと言われています。 スタートから、いかに短い時間で最大速度に到達できるか、という能力です。 このような実験結果を聞いたことがあります。 塁間を3等分し、それぞれの到達タイムを計って、足の速い選手と遅い選手の違いを測ったそうです。 その中で圧倒的に差が出たのが、最初の1/3の距離のタイムであったそうです。 走塁の優れた選手は、スタートの切り方ならびに最初の数歩の爆発力が優れているのです。 それを養うためには、スタートの構えの姿勢から最初のフォーム、瞬発力なんかが必要になってきます。 まずは、どのようにスタートをすればスピードが速く乗りやすいかを考えて、走る練習を行いましょう。 それらを養うトレーニングや練習方法は、また紹介してみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.29 01:25:58
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