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カテゴリ:雑学
テクストとは、平たく言えば文章のことです。
文章は書いた人のもの、意味内容の正解は作者のもの、という考えが変わり、次の段階に進みます。 文章は書かれた時点で作者の手を離れテクストという、あらゆる人により様々な解釈可能な文字列と見なされます。 わかりやすい例はマルクスによって書かれた資本論をはじめとした文章群と、私は考えます。 資本主義の次の世界として考えられた社会主義は、マルクスの視点からすれば、ロシア、中国へと移っていきます。資本家(ブルジョアジー)による労働者(プロレタリアート)による搾取を打開する新たな世界が社会主義というわけです。労働者による革命が社会主義を起こす、とマルクスは言いますが、マルクスの文章によって感化されたロシアをはじめとした様々な人々は革命の後、悲惨な搾取世界を形作って行きます。 脱線しました。 テキスト的思考は、もちろん曲の歌詞にとっても同じことが言えます。 音楽を加えることで作曲者の解釈が加わり、そのことでより限定されるにもかかわらず、一層複雑なテクストになります。 グリーメンはどんな解釈を示すのでしょうか。これからはそういう色付けというか魂の掘り込みの作業になっていくでしょう。 とても楽しみです。 ホントは指揮者のタクトがすべてを解釈してくれるのだと思いますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月23日 01時10分57秒
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