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まずは、トップページのリンク集にも収めておりますが、携帯でご覧の方には見えないので、さらっとこちらの商品をお浚い。
ライオンハート ベルズビーチ 50ml 前回の日記でたまたま限定品について書きましたが、偶然にも限定品の再発売の発表があり、個人的にはちょっと驚き。(業者筋でまだ在庫を抱えている所は早めに開放した方が良いですよ)昨年ほどのたくさんの売上は期待できないものの、香り的にはオーソドックスですから。リピートしたい方は5月下旬まで待っていてくださいね。 それと時を同じくして、「ライオンハート バスライン」も発売予定。ここ最近、男性の愛用者が増えているようなので、寝汗を掻いた朝のシャワータイムに活躍してくれること間違い無しです。 さて、今回の日記をどのようにするか。アイデアこそ生まれているもののパソコンに打ち込む時間が最近めっきり少なくなりまして、皆さんに御不便をお掛けしておりますが、今回に限り、物凄く個人一人に対して書いてみますのであしからず。 香水の業界と言っても、比較的狭い世界でございますが、それでも企業の特色と言うか、フットワークの軽い重いというのがあります。このフットワークと言うのをもっと簡単に言えば、お店側からの逆提案(客注文の対応や新しい商品の展開)に対し、機転が利くほうがお店さんにとっては使い勝手が良いものであります。特に私のような情報を集める事を趣味としていたところであれば、余計にこの逆提案と言うのが多くなり、多数の取引先を困らせていただろうと推測されますが・・・。 そんな私の提案に対して、未だに一生懸命応対してくれる某若手営業マンには感謝する次第ですが、情報を流しておいた商品の良し悪しをまだまだ把握できていないようなので、遠まわしに日記を使って説明していきたいと思います。 話を振り返ると、今年の2月ぐらいでしたでしょうか。私が海外の情報を検索していると、ちょっと面白そうな商品が出てきたので、その担当者を窓口に調べていただいたのがこちらの商品。 「ニナリッチ レールデュタン EDITION COLOMBES COULEVR」 情報 1.香りは不明・2006年限定品 詳細はニナリッチHP(英文にて) 2.店頭価格 おおよそ30ml 3,000円前後 3.国内代理店情報 8月ぐらいまでは、新作の出る気配無し で、続いて先月辺りに調べていただいたのが、こちらの商品 「ドルチェ&ガッバーナ ザ・ワン」 情報 1.今のところ海外でも発表の段階。正式発売は夏場にかけて 2.国内到着は早くても8月 3.香りは不明 4.国内代理店情報 当分新作の気配無し どちらも、未だに代理店から発売予定は立っておらず、しかも、香りすら分からない状態なので、他の小売店の前評判は悪いようです。皆さんはどちらか欲しいと思いましたか? 仮に私がその企業の仕入担当であれば、前者は仕入れをし、後者は、容赦なく見送ったと思います。何故、そのような根拠なのか。 まず、他の輸入業者よりも先行で商品を仕入れると言うことは、市場を独占する事ができ、相場を勝手に決められると言う特権があり、利益率を非常に良くすることができます。従って、売れてさえ(これがミソ)くれれば、これ程良いアイテムは無いのです。 しかしながら、当たりハズレがあるのも事実。1本や2本の仕入ではないですから、売れ行きが悪ければ、赤字にしてでも処分をかけなければならず、小売店側の反応を見てみたいと思う気持ちは必然的なのです。 但し、その間にもタイムラグが生じるわけで、特に上記のような大手ブランドであれば代理店での発売が確実視されるので、仕入れられると言う情報が出たからには、国内の小売店の反応を聞くのではなく、即決で一日でも早く国内市場への投入を考えるべきなのです。 で、両者とも大手ブランドな訳ですが、何故片方がGOサインで、片方が見送りなのか。 これは単純にアンパイを選んだだけの話で、画像から見受けられるニュアンスとしては、ニナリッチの方はレールデュタンのボトルに赤色のグラデーションが掛かっているので、見た瞬間にレールデュタンの延長線上という安心感があり、手にとらなくても想像しやすいのです。プラス「赤の・・・」=何となくフルーティ?=万人受け?とイメージできるので香りの想像もし易く、価格的にもある程度抑えられているので、申し分ないわけです。気になるポイントとしては、代理店や他の輸入業者の動き。先行入荷というのは単独で仕入れて、はじめてうまみがあるので、一斉に入荷が始まると結局価格のたたき合いなるので、躊躇している間に面白みが薄れてきていると把握しなければならなかったのです。 続いては見送った方のザ・ワンなのですが、確かにネームバリューとしてはニナリッチよりもドルガバの方に今現在は指示が行くかもしれません。但し、それは「ブランドの」と言う頭が付き、事香水に関して言えば、日本人の抱いているドルガバのイメージとは距離を感じてしまいます。現にライトブルー何て言う異端児は別として、香水は、カジュアルよりもクラシカル路線が強く残っており、前作シシリーにしても結局国内では成功しておりませんから。そのイメージを引きずっている今回のザ・ワンに関しては、正規代理店が取り扱いを開始してからでも遅くはなく、デパートで香水を買うようなお客様がメイン市場になるのでは?と想像がつきます。 このように、商品の良し悪しについて書いてみましたが、理解していただけましたでしょうか。私達はその昔、香りなんて試さずに新作を感性の趣くままに仕入れておりました。その頃は当然のことながら、白黒のFaxしかなく、今思えば、それでよく仕入れたよねって自画自賛しております。但し、その分センスは磨かれたと思っておりますがね。売れる売れない何て言うのは、市場に投下して始めてわかるものですし、ここは勉強代だ!と言う意気込みで、若いうちは失敗を繰り返してみてください。その分どうすれば良いのか?そして、どういう商品が皆さん求めているのか?感覚的に分かってくるはずですので、それだけでもめっけもの。まずは、自分を追い込んでみないと一皮剥けないのですよ。はい。 今週はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.21 20:26:37
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