ボンボヤージュ!☆
シャンソン歌手・三崎よし子さんのボンボヤージュでのコンサート、終わりました。共演はヴァイオリンの吉久亜紀さん。前半はこの季節らしく『雪が降る』などのシャンソン、後半は日本歌曲で始まり、わたくしもソロでプーランクの即興曲を弾かせて頂きました。吉久さんのソロは『愛の挨拶』と『チャルダッシュ』。神楽坂のボンボヤージュへ行くのは2度目です。1度目はかれこれ10年前、シャンソンの世界に足を踏み入れたばかりの頃でした。ピアノの周りにテーブルがしつらえてあります思えばわたくし、1993年の深夜にやっていた『音効さん』という番組で流れていた古いシャンソン『聞かせてよ、愛の言葉を』を聞いてシャンソンに興味を持ったのでした。『音効さん』はその名の通り、「音効さん」に焦点を当てた番組で、毎回色んな「音」が聞けてとっても面白かった。それからさらに10年ちょっと経ち、池袋のあるスタジオで偶然シャンソニエのピアノ伴奏者を募集する張り紙を見つけて、即電話してオーディションを受けたのでした。最初は曲もほとんど知らないし、とにかく慣れないこと(夜の銀座に行くことも含めて!)ばかりでしたが、10年続けるとなんとなく格好がつくようになるものですね。ですが、まだまだ知らない曲が沢山あるし、もっといい演奏ができるようになりたいと思っております。ボンボヤージュは10年前と変わりなく、ついつい昔を振り返ってしまいました。三崎さんの歌は深みがあって、お客様もうっとりと聴き入ってらっしゃいました。吉久さんのヴァイオリンもよかったです。ヴァイオリンが弾けるのって羨ましい〜。