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Awa Slow Life

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February 21, 2011
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カテゴリ:好きなもの
週末、映画を見てきました。

今回見たのは2本。

女性讃歌のフランス映画「しあわせの雨傘」と
NY出身のアーティスト、ジャン・ミシェル・バスキアの
生前のインタビューをまとめたドキュメンタリー映画
「バスキアのすべて」です。

「しあわせの雨傘」は、
おしゃれなフレンチムービーで楽しめました。
年を重ねても美しいフランス人女性。
目指したいと思います。

そして、

私にとっては「バスキアのすべて」が本当によかったです。

バスキアが中心ではあるのですが、80年代ニューヨークの
アートシーンを感じられました。

NYにいたときに年配の方に聞いた「昔のNYは、、、」
という話がそのまんま映像で見ることができて感慨深かったです。

懐かしの通りの名前やら街の名前やらがでてきて、
やっぱりNY映画は楽しいです。

現地に住む人がNYを舞台にした映画をよく見る気持ちが
わかりました。

それにしても、バスキア。

彼女の家を転々とするホームレス状態から、
壁に描くゲリラ的なグラフティアートで注目され、
2年で個展を開いて大もうけ。
そして、それも長く続かず、山があれば谷もあります。
山が大きかった分、反動の谷も大きい。。。
その谷に絶えきれず、27歳でオーバードースで帰らぬ人に。。。

天才といえば天才だと感じました。

彼はNYの良いエネルギーも悪いエネルギーも全てを昇華し
頭に入ってきたもの、感じたものを全て作品に投影できる
稀な才能の持ち主だと思いました。

しかも、瞬時に。まるで、水がざるを通るよう!?
彼は偶然ではなく必然だと映画では言っていたけども、
彼の瞬発力というか、人や街やらのエネルギーを受け止める
彼自身のエネルギーがハンパないなと映画をみて感じました。

だから、天才かな。

それと同時に、繊細すぎました。

天才過ぎるといろいろなところに目がいってしまい
いろいろ抱え込んでしまうんですよね、きっと。

余計なモノはあえて絶対みない、必要なことだけを見るという
Facebookのマーク・ザッガーバーグみたいなやり方じゃないと
心が能力を支えられないのかも。。。
(「ソーシャル・ネットワーク」見ました)

それにしても、
家がないから彼女の家に転がり込んで、、、やら
お金がないから彼女に食べさせてもらって、、、やら
単純労働は自分を否定された気になる、、、やら
ニューヨークでそんなアーティストの卵やら
アーティストの話をよく聞いた気が。。。
足の骨を折ってメディケイトされてたのは誰だったかなー、
っていう。

何が言いたいかというと、この映画は
NYのアーティストの日常だと思った次第です。
ヘルシーなアーティストもいいますが、
今もこんな生活してる人いるいるっていう。

ただバスキアはある時期で他の人とは頭ひとつ分もしくは
二つか三つ分ぐらいでてたとは思います。

NYのエネルギーが、彼をアーティストとして昇華し、そして
NYのエネルギーが最後に彼を呑み込んだ気がします。

NYは良いエネルギーも悪いエネルギーも満ち溢れています。
もちろん、貧富の差も。そして、人種差別も。。。

人種差別にもこの映画では触れられていますが
人種差別、確かに、あったでしょう。あるでしょう。

そこで、いろいろ思ったのですが、

いまのところ、やはりNYといえども、アートといえども
白人が認めればアートだし、白人が認めなければアートではない
というところに辿り着くのかなと思いました。

ただアートという定義を美術館で飾ったり個展を
開いてお金もうけできるものという風にした場合ですが。

素人目には、アートだと認められる基準がなんだか
今の時代に狭いような気がしますが、まだまだ
NYアートシーンで認められる=美術館出展&個展というのが
アーティストの目指すところであるようです。

そう考えるとアーティストとして認められること=
白人の領域?!のアートをどれだけ上手く産み出すことかな、と。

そう考えると、認められることの意味を考えてしまいます。
そして、バスキアの人生をみて、、、

認められることの意味って???
みんなが目指すところの先に何があるのかな?

ちょっと思ったのですが、バスキアの作品は、メトロポリタン美術館、
ホイットニー美術館、MOMA本館で見た記憶がありません。
私は、PS1には行かなかったのですが、PS1にあるそうです。

バスキアの作品は、一応、MOMAの分館PS1にあるから認められている
といえばそうかもしれないし(でも、ブルックリン)、上述を
アートと考えるならば、まだ認められていないと言われれば
そうなのかもしれないなと思いました。

それが、人種によるところなのか、彼はNYのアーティストの
作品群の中でちょっと上手くできただけという解釈でなのかは、
わかりません。

ただバスキアの作品は今も生きていて、その評価は今後
アートシーンの変化とともに変わっていくのではないかと思います。

今のところは、こういう評価だけど、
20年後、30年後どうなってるのかなーと思います。

いろいろ考えることのつきない映画なのでした。


バスキアの冥福を祈って。













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Last updated  February 22, 2011 08:29:40 AM
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