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カテゴリ:風だより
すごい人・人・人 なにがなんやら…人混みで店舗の様子もわからない。 とにかく 流行っていた…今のところは…。 “さんすて”に早々と見切りをつけ、駅舎を出る。 久しぶりに降り立つ 西口。 なんだか歩道橋やら連絡道やらが入り組み、迷路のよう。 とりあえず、どこか落ち着ける場所でお茶したい… と思い「未完成」という喫茶店を目指す。 ここは詩の朗読会などが行われるので 友人達がよく利用するらしいのです。 一度通り過ぎ ようやく、行き着いてみると「未完成」は“準備中”であった。 営業時間は表示していないが、 なにやら居酒屋風な構えからして、午後の開店? しかたなく、他を探す。 中国茶の喫茶店を見つけ、おそるおそる戸をあける。 若い男の子が一人、カウンターにいる。 店内は以外に広く、結構本格的な“中国”である。 「やってますか?」と尋ねると(まだ10時前だった為) 「お茶なら大丈夫です」との返事。 料理系はまだ、ということであろう。 奥の大きめの卓に落ち着く。 店内がよく観察できる。 なかなか見事な調度でしつらえてある。 各所に置かれた鳥篭・民具・茶器など眼に楽しい。 メニューの中から“海貝吐珠”(カイバイトシュ)を選ぶ。 貝の形の茶葉♪というのが決めて。 それから、兎饅頭と干果をいくつか。 やがて運ばれてきた透明ガラスの茶器。 丸い茶葉を入れ、湯を注いでくれる。 砂時計をひっくり返し、手前に置く。 たっぷり水の入ったガラスの薬缶をアルコールランプにかけ、点火。 「どうぞ…」 と去った男の子は、てきぱきとランチメニューの支度に取り掛かる。 ガラスの中で 開くアースカラーの菊花。 その中央から 白い水仙花が咲き立ち ゆらゆらと湯に靡く。 まさに水中花―― 一幅の絵のようである。 砂が落ちきってから、一煎目を注ぐ。 華やかな薫りと すっきりした味わい。 熱さが嬉しい。 中国歌謡が流れている。 オセラ(“大人たち”という意味の地域情報誌)の最新号があったので、 読みながら 二煎・三煎…。 静かに じっくり 雑誌を読む。 晩秋の喫茶店特集とあり、この店も載っていた。 結構な人気店らしいが、今のところ他に客は無い。 11時頃まで貸しきり状態を楽しむ。 たっぷりお茶を頂き、今月号のオセラを細部まで把握し 立ち上がる。 お土産に幾つか茶葉を求め、携帯用茶器(透明プラスチック製)なども買う。 いいお店だった!!!と至極満足。 サンステはチラ見だったが、よいひとときを過ごせたので、上機嫌で帰途につく。 中国の涼しき風 一点点風を感じた 休日のおでかけタイムとなりました☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月30日 14時07分59秒
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