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カテゴリ:風だより
沈んだ色調の風景に 水のにおいを含んだ風が渡る。 どうやら荒天の日曜日。 庭にはピンクのバラが咲き競っている。 これだけは元気な、頼もしいバラの木。 毎年、五月はこの薔薇の競演だ。 とげが多く、花茎も短いので、 花だけを摘み取って アオシスに挿す。 お気に入りの、名を知らぬ薔薇。 この季節、よく差し上げたりすると 必ず名を聞かれたり、挿し木を希望されるけれど 残念ながらお応えできない。 何度か挿し木にも挑戦したが 根付かないで枯れてしまう。 バラが好きで、よく苗を買うのに 栄えているのは、この木だけ。 きちんと名札を差して、熱心に世話をしても ほとんどが消滅しちゃってる。 何気なく植えて、世話もしなかったこのバラが 今では我が家の顔役。 ひんやりとした空気 ざわざわと鳴る山の木々。 バラを少し切って、職場に持って行こう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月13日 10時14分21秒
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