カテゴリ:子育て体験日記
以前から口達者ではあるが、ここ最近になって、本当に、口だけは一人前以上になったなと、苦笑する。先日も、こんな返答に困る会話がなされた。
唐突に「どうして、ママのお腹の中には、赤ちゃんが入っていないの?」と聞いてくる。 おそらくモモちゃんとプーの主人公であるモモちゃんに、アカネちゃんという妹が出来たから、自分も欲しいと言うわけだ。 で、「うちは貧乏だから、神様が、子どもは、あやちゃん一人にしなさいって言ったんだよ。だから、もう赤ちゃんは産まれないんだよ。」と、神様のせいにしてみたところ、こんな答えが返ってきた。 「貧乏って言っても、明日食べるパンがないってワケじゃないじゃん!」 「・・・・。」 イヤ、確かにその通りというか、でも、食べるパンに事欠いていたら、それこそ大変なんですがね。 「じゃあ、ネコや犬を飼いたいよ」と言う。 そこで「動物は、寿命が短いから、どうしても先に死んじゃうでしょ?マリオだって、ガリガリにやせちゃって、最後はとっても可哀想だったし、ママは死んでいく姿を見て、悲しい思いはしたくないから、飼いたくはないよ。あやちゃんだって、悲しかったでしょう?」と言ったら、 「あやちゃんは、マリオに何もしてあげられないのが悲しかった。だから、今度は違うネコの子を大事にしたい。」 「・・・・。」 う~ん、その考え方も一理あるし、気持ちは分からないではないのだがねえ・・・。 しかし、どこで、いつ、そんな立派なセリフを覚えるのだろう・・?と深~く考えてみたら、思い当たった。全ては、読み聞かせた絵本の中にあるのだ。 『明日食べるパンを買うお金もない』・・というのは、確かフランダースの犬の一行にあるし、死にゆく動物に対して『何もしてあげられないのが悲しかった。』という言葉は、子ぎつねヘレンの10のおくりものの中に存在する。 それらを、そういうシーンで使えるって事は、その意味を理解しているって事だし、素晴らしいことだよね。やはり、絵本の読み聞かせは、確かに、子どものボキャブラリーを増やしてあげる事につながるんだと思う。 あと、何年続くかは分からないけれど、長く続けたい習慣だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.18 21:03:00
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