2003/12/21(日)11:12
久しぶり、ふたりで海を見にゆく・・・☆
と、言っても・・・いかにも、中年のふたり連れ(笑)海を目指してのドライブと言っても、北関東の宇都宮市を出発してから、まず向かったのは40キロ先にある、日本三大稲荷のひとつに数えられる笠間稲荷神社。こちらで食事も兼ねた、お参りを。どうせ決して、渚を目指してひたすらにクルマを飛ばしたりなんか、しない(笑)たぶん、早く着いてしまうと連休の中日で、海岸線近くが混雑しているのは目に見えてるし・・。ゆっくりと、なんでもない午後の漁港を見られれば、それでいいことにする。ここは、商売や芸能の神様として、今でも広域の信仰を集めている。賑わいの門前町らしく、鳥居の内側には土産物屋の仲見世もある。・・あの、坂本九さんの郷里でもあり、柏木由希子さんとの結婚式もこの神社で挙げたらしい・・・。お参りもそこそこに、表通りの稲荷にほど近い店へ昼食に。もうずいぶん昔、独身の頃からひいきにしている老舗の蕎麦屋「つたや」では、もりそばとミニ天丼のセットを注文。配偶者は同じくもりそばに、とろろめしのセット。どちらも800円。出て来るお茶も、香ばしいそば茶。小上がりの座敷で、ゆるゆると足をのばしつつ・・・おでんと、冷酒も追加注文。テーブルひとつ、へだてた老夫婦がゆったりと盃を傾けてるのを見て、蕎麦を肴にした様子にほれぼれとしてしまい・・・。つい、自分たちも、顔を見合わせて(笑)真似してしまったのだ。 ↑ほかほかのツユもたっぷり、湯気を立ててるおでん(500円)がやってくると同時に、冷酒も来た!地酒の「松緑」の純米酒だけれど、さらりとして飲み口がいい。本来、「まつみどり」と呼ぶのだけれど、歌舞伎役者の尾上松緑の襲名披露に使用されて以来、そちらで呼ばれることもあるようだ。おでんも、うす味でいて、そのくせしっかり染み込んでいて、なんだか嬉しい美味しさ・・・一人前なのに、ボリュームもある。ちょっぴり添えられた、からしは飛び上がるほどに、ぴりりと辛い。ささやかな小鉢には、甘辛い蕎麦味噌が酒の肴として、ちんまりと盛られて来る。箸の先で、ちびちび舐めると日本酒のお腹に染み渡る感触とともに、実によく合う。つづいての、名物もりそば、あつあつの天丼、大根の味噌漬け、どれも身震いするほどに美味くて、配偶者と目と目で頷き、微笑んでしまう・・。でも、何年ぶりか、なのだ。この店に来たのは・・。良いものは、変らない。時代が、音を立てて流れても。 ↑おでこに切手を貼ってほしい、と。おねだりしているのは、今すぐ、さすらいの旅に出掛けたいうさぎさん。笠間芸術の森公園の「工芸の丘」にあったポストで、だだをこねていた・・・。ご主人さまのほうはと言えば、来週あたり10日間ほど休暇がとれるらしい・・・今回の一人旅はヨーロッパかアジアになるな、きっと。少し短いけど、年末にまた行くからいいや・・・多分。 ↑海だ!びーるだ!アル中気味のうさぎ・・水平線といっしょに、うさぎのあたまのなかも揺れる・・それは、はるるの黒ビールなのにぃーー。 ↑海なし県から、この新車のィプサムに乗って海にやってきたうさぎさん。ここらへんで、走行距離140キロくらい・・かな。