最終コーナーのアジア旅
さっきチェンマイからバンコクに戻って来ました。3週間の日程の中、シンガポールで個人的に通信状況が悪化して、続いていた日記が中断し、そのままになっていましたが。。。。一週間のバンコクの日常とアユタヤの日々は、フェイスブックの平出晴夫の書いた日記の通りです。さて、その後。ちょうど21日間の旅行の中間点になった、シンガポール最後の夜(1月20日)は絵に描いたような素晴らしいひとときでした。英国から来ていた美術関係者3人と、シンガポール-ナショナル-ギャラリーの最上階のテラスで、マリーナベイ名物のレーザーショウを眺めながら、ワイン飲みつつアーティストたちの話に花が咲いたのです。僕がアート動物園シリーズの企画展で扱わせていただいてる何人かの作家の作品に、特に注目していただきました。おしゃれな男性ふたりに美女ひとり、という構成のトリオだったのですが、その中でもいちばんキュレーターには見えないモデルのような女性がキュレーターの名刺をお持ちでした。2ショットの写真も何枚か撮ったのに、映像データがパアになってしまい、皆さんに自慢出来ません。でも、確かに交換した名刺はそのまま手元にあるので、この話は進展しそうです。べトナムでは、北陸を代表するある都市で4年間、新聞記者生活をしていたという男性と同宿しましたが。。。ちょうど仕事を辞めて1年間の世界旅行の途中で、アフリカから帰ってきたばかりのときでした。アフリカは心身ともに危険がいっぱいの大陸で、いつもは群れたがらない一人旅の日本人旅行者たちも、みんな肩を寄せ合うようにひっそり集まりながら、グループで旅していたそうです。チェンマイのナイトバザールの一番隅っこで出会った人の良さそうな絵描きさんに、木版画を一枚、プレゼントしてもらいました。32歳の彼には31歳の奥さんと、7歳の娘さんと、2歳の男の子がいます。旅行の日々も、残すところあと3日間。チェンマイからの帰り道、12時間近くの列車旅の合間に欠乏しそうな飲食物をたっぷり準備万端ととのえて指定席に乗り込んだのですが。。。最近のタイ国鉄の特急列車は、飲食サービスが飛行機並み。まずモーニングのコーヒーやジュースがパイナップルの果肉たっぷりクッキーと共に全員に飲み物リクエストを聞きながら配られます。車内販売のおねいさんかと思いきや、これがすべてフリー、つまりタダ!お昼時には、2種類のカレーがたっぷりのご飯とお野菜で提供されて、どれも無料。夕方には、たっぷりココナツの入ったサクサクの手焼きクッキーも飲み物つきで出ました。これで運賃2千円前後は、コストパフォーマンス高い!!朝の7時50分にチェンマイ発で、夕焼けに染まる仏塔をおサルがいっぱい見られるロッブリーで見ながら、アユタヤあたりで残照を眺め、灯ともし頃にバンコク中央駅に到着でした。タイの北部山岳地帯から、地平線が続く中央部穀倉地帯の緑滴る風景。一日中、窓からたっぷり見られて、心まで豊かな空と大地に染まりそうでした。