あやしいふるほんやさん:アジアの迷宮

2007/07/21(土)23:38

映像】薔薇の花咲く古城シャンティイへ

ヨーロッパ☆世界(57)

この旅でフランスに来てから、初めて。 ふつーに、観光をしてみました。 と言っても、5-6日間かけてのパリ市内のあっちこっちに散在する美術館めぐりの移動の合間に、大体の主な観光地は通って来ちゃったんですよね。 なもんで、今朝は久しぶりにじっくりと熟睡しちゃって、朝寝坊の8時半起き! もたもたしてて、ブローニュの宿を出たのが10時過ぎ。 地下鉄を乗り継いで、11時過ぎのシャンティイ行きがある、国鉄へ。 パリの北駅から、ふつーのひとたちといっしょに郊外のローカル鉄道に乗って、30分~40分ほど。 ★人口1万人のちいさな町シャンティイのかわいらしい鉄道駅舎です。 さてさて、お昼ちょっと前に着いたシャンティイ駅は、有名な競馬場もある郊外の町ですが、ここで困ったことに。 いつもと雰囲気を変えて、せめて広々とした森と公園と田園の広がる場所に来たので、自転車かバイクを借りて、思いっきり走り回ろうとプランしてたのですが・・・この駅前で、レンタルしてるはずのお店が無い! 駅の直ぐ近くにあるツーリスト・インフォメーションの立派な建物に飛び込んでも、シャンティイから少し離れた町にならあるなどと教えてくれるだけ。 どーなってんだろ?? ★お城のフランス式庭園で暮らしてる白鳥さん 「そうだろう? シャンチィ(シャンティイ)へは十回来ているし、そのうち三度か四度かは、おまえの家に泊まったはすだ。 そうそう、十日ほどまえもここに寄ったぜ、仲間の三人の銃士を連れて。」 ダルタニャン物語1巻 友を選ばば三銃士 25章 「ポルトス」 あの、有名な物語にも登場してるんですね~♪笑 ★ここで、こんな馬車に乗って結婚式をするカップルも多いです。 あーあ、もんのすごく広いんだよなあ、ここは。 まず、お城にたどり着くまでに2キロ。 さらにさらに、古城の周囲に展開される気の遠くなるような広さの回遊できるフランス式庭園やイギリス式の庭が数キロメートルに渡って展開されているんだもの。 よっしゃ!ここは城を取り巻く庭園の隅々まで、歩き回って制覇してやる。。。 なんだか、いつもの美術館めぐりとまったく同じパターンになっちまったぜい! シャンティイ市は、パリ郊外、約40キロ北東のロワーズ県内にある人口1万2千人の小さな町。競馬の盛んなことで知られ、調教師や馬主も多数在住。毎年、競馬のエルメスカップの開催地としても名高い土地で、あの武豊騎手のお家(たぶん別荘)も、ここにあります。 そして市のシンボルともいえるのが、名城として誉れ高いシャンティイ城です。ルネッサンス期の壮麗な建築様式を代表する建築物で、シルヴィー池に囲まれて美しい姿を水面に描き続けてきました。ローマ帝国支配時代から城壁があったといわれ、1386年、シャルル6世の大法官、ピエール・ドルジュモンの居城となりました。その後、増改築が相次ぎ、現在の館は19世紀にオマール公爵が大改築しました。城の庭園は広壮で、池、あずまや、石像などが設けられており、四季の変化が美しいことでも知られています。また、城内には、城主オマール公が設立、歴代城主の収集品を集めたコンデ美術館や図書館があり、ラファエロなどの名画、金銀細工で装丁した本のコレクションが一般公開されています。 1989年、姫路市の市制100周年を記念して、国宝姫路城とシャンティイ城が姉妹城提携を結びました。 日本国内の城が海外の城郭と姉妹城提携を結んだのは初めてのことらしいです。 ★右手の建物は世界最大の馬小屋で、決して宮殿ではありませぬ。汗 お城の入り口に到着する前に、深い森の中の道を抜け、さらにもっと広いシャンティ競馬場のわきを歩き、かつては250頭以上の馬をいっぺんに飼育していたという、大宮殿のような厩舎(うまごや)に沿って歩いて、歩きました。 世界で最も美しいと評される大厩舎には、アール・コンテンポラン(現代芸術)のアーティストによる1000点以上の絵画・彫刻・デッサンが収められた馬の博物館があります。 毎日数回、見学会が催されていて、高度な馬術ショーの内容はとても豊かで楽しいものですよ。 日本と違って、ものすごく見晴らしが良く見通せるもので、お城の尖塔だけが遥か彼方に見えるけど。。。なかなかなかなか、近づいて来ない。 いいかげん、のども渇いてお腹も空いたので、お城の堀端の前で、見事にほんものらしく、きれいに二度揚げしたフレンチフライのポテトに、さっぱりの塩と、オリジナルのマヨネーズをたっぷりおまけしてもらって、さらにフランスパンのオープンサンド。。。どちらも3ユーロづつだったかな。 いやまてよ、それに缶ビールとミネラル水を追加しても、10ユーロ出していくらかおつりが来てたし。。。もうちょっと、安かったかも?! 有名観光地なのに、ぼったくらないし、とても材料も良くって美味しいし、なかなか貴重な良いおばさんの屋台でした☆ ★シャンティイ城のフランス式庭園内『メゾン・ド・シルヴィ』では、本格的シャトーウェディングも可能。 シャンティイ城は400年の歴史を持ち、ルイ13世やブルボン公も城主だった、格式の高い国宝級のお城です。 32万坪のこの「フランス式庭園」はルイ14世のためにヴェルサイユ宮殿の庭園作りに携わったアンリ・ル・ノートル氏が、その前にここの庭園を作り、まさにヴェルサイユのモデルとも言われる存在。そんな庭の中に「メゾン・ドウ・シルビー」があります。この建物はアンリ5世の館で、1604年に建てられ、のちにアールデコ調の装飾でトータルされた優雅なものです。 ★シャンティ城の広大な庭園から。 これは正面から向かって左側に広がるイギリス式庭園からの眺め。 城の背後から右手にかけては、さらに広大な幾何学的フランス式庭園があります。 6月のふらんすは毎日さわやかな晴れの日が続いて、日本と違って梅雨なんてものは無くて、正にジューンブライド! (北海道の気候と似てるかな?!) ★うつくしい薔薇が、いっせいに咲きそろう季節です。 いやあ、ホントに全部の庭園を感激しながら歩いてしまったので、ふりだしに戻ってみれば、すでに午後5時過ぎ。 地方駅のことで列車が遅れたりして、実際にパリ北駅に着いてみれば6時を過ぎていました。 再びダルタニャン物語・・・ ポルトスはその貴族に向かって、国王陛下のため一杯飲んでもらいたいと答えた。 結局、国王vs枢機官ということになり、決闘に突入。負傷して(けっこうな刺し傷)、持金を賭け事で失って、ダルタニャンがイギリスから戻ってきてもポルトスはその場に居座っていた(宿泊代未払いのまま)。そのシャンチィの旅籠屋の名はサン・マルタン。ポルトスが懇願したにもかかわらず、コナクール夫人からのお金はついに届かず・・・。 けど、ポルトスだから笑って済ませるけど、ものすごく悪いことしていると思うよ~、ポルトス。 【はるるが過去に書いたよーろっぱ関係日記(の、一部)紹介】     ↓  ↓ ふらんす★田舎町の色えんぴつ スペインの旅★ガウディの懐しい曲線の街バルセロナ ダリ劇場美術館(スペイン)改訂版 映像集】南仏ニースのシャガール美術館   映像20枚】ニース海岸夕景~コートダジュール:荒れた海辺     映像】チョコの名店がある街角~セーヌ川からオペラ座の冬景色 映像】ゆっくりノミの市を歩く~パリの街角で。 画像】ギメ東洋美術館~2005年6月4日の午後。 シャンゼリゼ大通りでSW3「シスの復讐」を見た☆ 映像】フランス田舎町のわんこに出会う 教会裏手のドラクロワ美術館~牢獄のピーターパン~ 映画「アメリ」の舞台~モンマルトル界隈を歩く。  もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ 人気blogランキングへ 

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