2007/07/02(月)01:27
アンコールワットの裏口から見た風景
正面の参道から眺めたアンコールワットの写真は、イヤというほど見ているひとが多いでしょう・・・。
お馴染みの、こんな風景です。
大多数の観光客たちは、西側からのこの参道が唯一のアンコールワットの入り口だと思ってるんだけど、実はひっそりともうひとつのゲートが反対側にあるんです。
もともと寺院として存在してる広大なアンコールワットの敷地の中には、今も現役のお坊さんたちが暮らしていて、修行中の青年僧も、まだ小学校にも行ってなさそうな小坊主、えらい長老格の僧侶まで、世界遺産の遺跡のすぐわきには隣接した僧坊もあって、現在進行形の聖なる宗教の場所としても機能しています。
永いこと続いていた内戦時代には、近隣の農民たちが敷地の中に入り込んで畑を作ったことも、ポルポト派の軍事拠点となって戦火に巻き込まれたこともあって、遺跡そのものにも銃弾の痕があるけど、今は平和。
★アンコールワットの背中のほうから見た風景
この裏口、ふつうはシェムリアップから直進して来て、周囲を取り巻く水をたたえた掘割に突き当たったら左に曲がるんだけど、それを逆に右手に曲がって東南の角を回り込んで数百メートルほど行くと、左手に目立たない分かれ道があるのに気が付きます。
アンコールワットの中で日常生活をおくっているカンボジアのひとたちの生活道路も兼ねているんだけど、東口からの進入路を徒歩やバイクなどで入って行くと、一応は踏み切りの遮断棒みたいなものを備えた検問所があって、制服を着た数人の係りのひとたちがとってもヒマそうにしてます。
ここでは、求められたらアンコール周辺遺跡の本人の写真付き入場許可証を見せるらしいけど、その時の気分で見たり見なかったり。笑
ふだんは、土産物屋へ飲み物を運ぶペプシの派手なトラックや、3人も4人も同時に山盛りになって乗ってる家族連れのバイクが時たま通るくらいで、こっちから入場する観光客は皆無に近いみたい。(別に、進入が禁止されてるわけじゃない。知らないだけ・・・)
ゲートから歩いてゆくと、こどもがオトナの自転車に「さんかく乗り」してるのを見かけたり、深い森の中につながれてる白い牛と目が合ってしまい思わずあいさつしたり、なかなか不思議なアンコールワットのもうひとつの日常に出会えます。笑
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ふたりで晩酌したあと、今夜はやけに配偶者の口数が少ないな~、と思ってたら。
(酒を飲んだ後はハイになって、最近やたらおやじギャグをかますようになった・・んだけど)
「歯が痛いの」と、ぽつり。
明日、歯医者の予約したそうだけど、いつもより早々と寝てしまった。苦笑
とてもしずかな日曜日の夜です。
そういえば、きょうの夕方にはうちの前の林で日暮しゼミが鳴きました。
まだちょっと早いんだけどね。
日暮しゼミや、ツクツク法師、好きだなぁ~。
ぼーっとしたまま、ひたすらセミの声を聴いてると、精神だけが、どこか遠い場所にトリップしそうになったり、する。
深いアンコール周辺遺跡群の森の中で聴いた、あのジェット機の爆音のように金属的で強烈なカンボジアのセミの声が、ふいによみがえる。
日本の風土とはまったく異質な、熱帯の生命力に満ちて溢れた、頭上に降り注ぐセミの大群がいっせいに鳴く声。
聴いたものにしかワカラナイ、強烈な原色の音。
旅に出るってことは、そういうことだ。
【アジアに関する、はるるさんの過去に書いた日記】 (の、ほんの一部!)
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☆鋭くそびえるのは、『さかなのしっぽ』と言う意味の名前を持つ山、マチャプチャレ。
このネパール第2の都市ポカラから1日ほど歩いた峠の山宿、チャンドラコットのチベッタンのおっかさんは「マチャプチャ」って、呼んでいたなぁ・・・
ネパールの魚の尻尾
ベトナムうわさばなし:森羅万象あれこれ
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