映像】節分おばけ・・・京都☆祇園風景
京都ではなぜか夏場ではなく、なんと冬のさなかに、しかもにぎやかな街中に、お化けが出ます。ひと昔前の京都では、節分の日に男性が女性に扮してみたり、おばあさんが髪を「桃割れ」(女の子の髪型)を結って、若いおんなのこしか袖を通せない振袖を着たり、小さな女の子が髪を「島田」(大人の女性の髪型)に結ったりする事がこの日だけ許されていたと聞いています。自分の願望を表現する事が出来る日だったようです。そういう意味では、昔のコスプレかな~。笑 毎年、全国でさまざまな節分行事がありますけど、この「節分おばけ」ほど、異彩を放っているものは他にないでしょう。なにせ、女装した男性おばけやら、男装した女性おばけ、それに振袖を着たお年寄りが京都市内をパレードするんですからね。ちょっと前までの日本、一般庶民がみんなして仮装大会みたいな状態で、お宮様にお詣りするという風習があったんですね~♪ 色々な格好に「化ける」ということから、この風習を「節分のおばけ」と言ったらしいのですが、今ではあまり見られません。年が明けたと思ったら、早いものでもう2月ですけど、昔は立春から年が明けると言われ、節分は旧正月にしてみれば大晦日のようなもの。はるるさんちでは、ムスメがコンビニでバイトしてるおかげで、ノルマに協力するために今年初めて流行?!の「恵方巻き」にトライしましたが、ふたりともお腹が空いていたし、北北西の方角に向かって一気食いするのなんかすっかり忘れてました。汗うーん。これじゃ「恵方巻き」じゃなくって、ただの「のり巻き」だよね。だめだこりゃ!年が変わると恵方(福の来る方角)も変わるというので、神様の大移動があります。(これが、最近ブームになってる恵方巻きのルーツにもなってるらしい)この隙を狙って鬼(厄)が現れるので自分に憑かないように変装して鬼を化かします。・・・これが「おばけ」なんですね。かつては町衆の間で見られた文化でしたが、50年ほど前から急速にすたれてしまいました。けれど、伝統文化を守り続ける花街にだけこの文化習慣が残って、今でも2月3日にはお茶屋さんのある祇園や先斗町かいわいなどでは、舞妓さんや芸妓さん達を始めとする仮装が見られるそうですが、現在は一般にはあまり行われてはいません。けど、この「おばけ」の風習を京都の町でも広く復活させようと6~7年前から旅館の有志、町おこしの会や多数の協力者と共に市民ベースの活動などもあって、一般参加も受付たりしているそうです。いくつか、自主的な「節分おばけ」サークルはあるみたいですが・・・。例えば、嶋原の太夫、司太夫さんが主催する「嶋原応援団」が主体になってる「こったいの会」のプランは・・。日時:平成19年2月3日(土)集合時間:午前9時00分集合場所:旅館こうろ 京都市中京区堺町六角北東角参加費:7,000円+貸衣装代(15,750円~)・・・自前の衣装で参加の方は貸衣装代不要だそうです。参加費に含まれるもの交通費(貸切バス)、昼食、一力前での記念写真代、恵方巻き、振る舞い酒19時から参加者による懇親パーティ(祇園ホテルにて)に参加するひとはプラス7,000円(このプラン、1月25日に締め切りだったそうですが)これひょっとして「牛若丸」おばけ?!笑嶋原太夫と輪違屋ブログ、より◆スケジュール 9:00 各自着替え、貸衣装着付け11:15 祇園ホテル前へ移動。大型の貸切バスで四方参り開始。 清水寺~壬生寺~北野天満宮~吉田神社(昼食:車中お弁当)18:30 一力前で記念撮影19:15 祇園ホテルにてパーティ~21:30 終了予定◆貸衣装について貸衣装やカツラは本格的なもので、ちゃんとメイクもして頂けるそうです。水戸黄門、義経、弁慶、平清盛、安倍晴明、紫式部、新選組、鞍馬天狗、秀吉、信長、出雲の阿国、聖徳太子、舞妓さん、芸妓、明治の女学生など様々なものが揃っていて本格的。要予約!なぜ色々な扮装をするのかというと、これは災難を振り掛ける厄や鬼達を、いつもとは違う格好をする事で驚かして追い払ってしまおうという。京都の人の粋な考えなのだとか、ふだんの自分だと気付かれないように変装してるんだとか、諸説あるみたいです。笑また、関西では節分には豆まきと太巻きの丸かぶりがセットになってたりします。 晩ご飯に「塩鰯」を焼いて、頭は柊の枝に差して門口へ置き「鬼の面突く」と言われます。焼きたてをふうふう言いながら大根おろしと食べるのはとってもおいしいです。最近はどこのお寿司屋さんやコンビニ&スーパーの前を通っても「節分の太巻き有ります」とか「今年の恵方は東北東」とか掲げてありましたね。 2月3日の節分の前後、大阪・北新地の各店では『お化け』と称して、ホステスさんが様々な格好に化けてるそうです。街の通りには、芸者さんや白雪姫、看護婦さん、セーラームーンなど、様々に扮したホステスさんが行き交って、ずいぶんいつもと違う雰囲気となるそうですが・・・。これもたぶん、歴史的ルーツは同じなんでしょうね。風の便りでは、どうやら浅草の飲食店街でも、似たようなイベントがあるらしい・・・。2006年の京都「節分おばけ」ポスター「今晩は、お化けどす」祇園では節分を「お化け」と呼んて、芸妓さんがなにか趣向をこらしてグループで「仮装」を楽しみます。 ふつう祇園では、舞は井上流だけが認められていますが、節分のこの日ばかりは違います。他流の踊りも許され、芸妓さん達は思い切り「男装」して、羽目をはずします。「お染め・久松」「松の廊下」「水戸黄門」など。こんな衣装のグループが信号待ちをしながら、お茶屋からお茶屋へ移動するのですから、通 行人も思わず笑ってしまいます。今では、お客もこれに加わり思い思いの仮装をする様になりました。ひと目だけでも「お化け」に会いたい方は花見小路、四条通り、新門前通 りなど、夕方から深夜頃出かけてみましょう。運がよければ宮川町、上七軒、先斗町のきれいどころの「お化け」の一行と出くわすかもしれません。(http://www.e-kyoto.net/topics/02setubun/index3.htm#01)より。【はるるの撮った国内旅行記録の日記】(の、ほんの一部です。汗) ↓ ↓ ↓映像13枚】京都駅ファンタジー映像】倉敷★火の見やぐらのある風景 映像12枚】京都・祇園花見小路の宵闇 映像】日本海・能登の千里浜 映像】雪に埋もれた銀山温泉へ 映像アルバム】大阪湾を神戸から大型ヨットで帆走 映像】世界遺産の日光・東照宮に初詣で 映像】ナンチャッテ舞妓さん★京都・高台寺の氷菓 映像】宵闇の原宿・表参道~8年目の灯り復活 映像】戦場ヶ原☆奥日光でヒッチ! 映像】白無垢の花嫁~東京下町の根津神社。 映像】銀座暮色その1~思った通り今夜も! 映像】湖に沈むちいさな小学校の猫たち。 映像】千里浜なぎさドライブウェイ~砂浜の渚を走る。 映像】桧原湖畔絶景の露天風呂 映像】小樽駅前の三角市場~美味しい海鮮丼~ 京都・東寺★五重塔の夜景映像】雨の露天風呂~伊香保の源泉 映像】益子町の秋色陶器市に行って来ました 映像】奥会津☆只見線のトロッコ列車 映像】飛騨路の高山ラーメン 映像】江戸深川商店街と大地の芸術祭 と案山子の嫁入り 映像】津軽三味線ライブ列車!~リゾートしらかみ 映像】日本一の温泉旅館『加賀屋』に泊まって・・・。 映像】銀河鉄道の駅から賢治童話館へ(岩手・花巻) もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪人気blogランキングへ