AYAのセラピールーム

2011/04/06(水)08:51

プチお花見で春を味わいました

震災(27)

昨日は、鎌倉の山のお手入れに行って参りました。 担当したのは、荻原。 人の名前ではありません(笑)。 オギという、ススキよりもっと太くて、 丈が2メートルくらいある草の原っぱのことです。 茎が2センチ程度の堅いストロー状であるオギは、 昔は「かやぶき屋根」の原料となっていました。 だからそれを、毎年人々は刈って使っていたのです。 人は使い、オギもそれで翌年の芽を出すことができる…。 自然と人とでちょうどいいやり取りができていたのですが、 人の暮らしが変わると、必要だった荻原も、 「ちょっと厄介な場所」になってしまうのが残念ですね。 昨日は、一面に生えている枯れたオギの根本のほうを、 両手で使う大きな枝切りばさみで、 ざくざくと切っていくのがお仕事。 立ってやると腰を痛めるので、 膝に借りたプロテクターを装着して、 片膝をつきながらざくざく。 無心でざくざく。 腕が痛くなってもざくざく。 野イバラに引っかかれてもざくざく。 …楽しいです(笑)。 時々、オギに、「カヤネズミ」という、 日本で一番小さいネズミの、 10センチくらいのほわほわとした丸い巣が ついているのを見つけることもあります (巣立った後なので、本体は見かけません)。 額に汗をしながら、1時間半ほど作業をしたら、 別の場所でやっている方々と合流してランチタイム。 実はこれが楽しみで(笑)。 大きなビニールシートに、10数人が輪になって、 持ちよったものを広げます。 半数近くが男性なのですが (作業のために、休日シフトを合わせておられるのです!)、 そういう方も、奥さまお手製のものを 持ってこられます。 昨日広げられたのは、 刻んだ紅ショウガで炊いたピンクのご飯に、 桜の塩漬けを飾ったおにぎり。 青菜と自家製梅干しをまぜたおにぎり。 混ぜご飯を平たくして焼いたもの。 庭で摘んだふきのとうで作った蕗味噌。 スパイシーポテトが2種に、ウィンナーに、砂肝に、 ラディッシュのピクルスに辛子レンコン。 …酒のアテのようなものもいろいろありますが、 飲める方々は、ワインを開けて飲まれているのですよ(笑)。 デザートも、手作りチーズケーキにきなこクッキー。 ドライマンゴーやクルミのお菓子やチョコに落花生にと もりだくさん。 山の上のほうなので、まだ桜の花はほんの少しですが、 プチお花見気分。 青い空の下、みんなで汗を流した後囲む食事は、格別です。 年代も職業もバラバラですが、 わざわざ平日に休んで肉体労働をしにこよう、 という人々ですから、皆さん気持ちのいい方ばかりなのです^^。 話題もさまざまなのですが、 やはり今は震災です。 ご親戚が、被災した陸前高田市でお寺をやられていて、 避難した住民を受け容れているけれど、 場所が少し辺鄙なため、自衛隊もまだ来られていないとのこと。 それで援助に行かれるそうなのですが、 震災からもう1カ月近くになろうとするのに、 まだまだそういう場所があるのですね。 復興の道のりの長さを感じます。 それから、来月の復興支援バザーについての打ち合わせもしました。 お花見やお祭り、お祝い事の開催についても、賛否両論ありますね。 テレビで、生活に不自由されている方や、 我が身を顧みず働いてくださっている 原発や自衛隊などの方のことを見ると、 こうやって、食べ物について書くのも、 申し訳ないことのように感じます。 亡くなられた大勢の方々のことを思い、 喪に服し、粛々と過ごすことの大切さも考えます。 けれど、今までどおりに過ごして、自分を元気にし、 いつもの仕事をすることで、社会に貢献することは、 日本の活力になる!と考えて、 この頃はやっと平常心を取り戻しつつあります。 浮かれ過ぎるのは自重しつつも、 人と会うこと、 桜を愛でること、 春を楽しむこと…。 一度しかない、2011年の春を過ごしたいですね! 「桜が咲くと春を感じる!」と思われる方は、押してみてくださ~い!↓

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