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ヒーリング・カウンセラー溝口あゆかイギリス便り

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2008年11月28日
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明日、ロンドンに戻りま~す。先週の土曜日にセミナーに来てくださった皆さんありがとうございます!私書箱に感想などを残してくださった方々、お礼のお返事はしておりませんが、大変うれしく受け取りました。

ご存知の通り、前回のテーマのひとつは境界線、これはもっと時間かけてたくさんのボランティア被験者をつどいまたやりたいなと思いました。

さて、境界線の続きで、下記のコメントを頂きました。ありがとうございます!!


最近、「愛」という言葉、大嫌いです。思い通りにならないこと、我慢しなければならないこと、受け入れなければならないこと、相手に口先でごまかされているように感じること、相手に受け入れられないこと、相手が自由に過ごすこと(自分以外の女性との時間を含めて)すべて「相手を愛しているのか」、「自分を愛せているのか」で封じられてしまう(自分でしてるんだろうが)我慢ワードみたい。他人に「おまえの愛は本物じゃない、我だ。欲だ」と言われても「けっ!」とおもえばすむけど、だから成就しないと続けられると苦しくなります。自信と信頼があって成り立っている関係ならケイティのようにできるけど、自信も信頼関係もない相手なら、自分が無力に感じられます。ステディな関係でない自信も信頼関係もない相手に、愛のないところに境界線をひいたら、愛は?なにも残らない気がします。

この方がおっしゃるように、なんでもかんでも相手のために我慢することは、愛とは言えないでしょう。自分の思いを尊重し、自分の感情をいたわる自己愛はどこ?となってしまいます。

事情をあまり知らず、推測ですので的外れになってしまったらごめんなさい、と前置きをしておき、こういってしまうととても冷たく聞こえるかもしれませんが、基本的に自信も信頼関係もないところに、はじめから愛は存在していないです。愛という名のもとの不安があるだけです。ですので、境界線がちゃんとない関係は、基本的に苦しい関係になるでしょう。

境界線の難しさ(本来はとてもシンプルですが)は、多くの人間関係が、奇跡の学習コースに書いてある「Special Relationship」だからでしょう。どういうことかというと、「私には特別に満たして欲しいニーズがあります。あなたにそれを満たして欲しいのです。」という関係です。自分のニーズを満たせる人は、自分しかいないのですが、他者に満たして欲しいと私たちは期待してしまうんですね。

たとえば、「私の夫は、子供の進学について一緒に考えてくれない。なんだか私一人ですべてやっている気がする」といった場合。一見、一緒にテーブルに座って考えてくれない夫が良くない夫に見えるかもしれません。「夫婦は、一緒に協力し合って子供の将来を考えるべき」(いわゆる正論)という思いがあれば、頭にも来るでしょう。

こんなとき、私たちは、相手さえ変われば(自分は正しいのだから変わる必要ないし)、ものごとはうまくいくのに・・・・と思うものです。私もパートナーとの関係で、(子供はいませんが)同じ気持ちになることがしばしばあります。

さて、これをSpecial Relationshipの観点から見ると、私の苦しさの原因は、相手ではなく、私の中にあるということです。で、たとえば、このケースで潜在意識を探っていくと、「私には、決断力がない。でも夫が決めてくれたら安心」「先が見えていないと不安、でも夫が大丈夫と言ってくれて、頼りになると感じられたら私は安心」などなど(ここは人によって様々違います)の思いが、あるかもしれません。

つまり、自分の中にある不安を相手が埋めてくれることを期待しているわけです。もし、自分の中にすでに安心感があれば(子供の進学について、自分の思いははっきりしているし、なんだかんだいってこの子たちは大丈夫やっていける)、一緒にテーブルに座って考えてくれない夫がどういうふうに目に映るでしょう。「仕事で余裕がないんだな」「ぜんぜん心配していないんだな」などと見えるかもしれません。

しかし、自分に不安が強く、「一緒に考えるべき」という思いで夫を見ると「頼りにならない」「家族を捨てている」などなどと見えるかもしれません。

奇跡の学習コースが繰り返し言っていることが、「私たちが見ている現実は、私たちの思いの投影だ」ということです。自分では、100%夫が悪いように見えても、自分が苦しんでいるなら、自分の投影だということです。

私もパートナーの言動に対して非常に腹が立ったり、悲しくなったりしたとき、今度だけは例外的に絶対相手が悪いと思うときもあります。ですが苦しんでいるのは自分なので、嫌々(笑)振り返ってみると、やはり私の中に投影してしまう要素がやはりいつも見つかります。それが見えたとき、なんだか肩の荷が下りたような気持ちになります。

ですから、彼が自分と一緒に過ごして欲しいというとき(二つのケースが交錯してすみません)、潜在意識に「私には、自分がありません。だから一人だと不安定に感じます。でも、彼がいてくれると安定した気持ちになれます」(←単にひとつの例です)といったような強いニーズがあれば、確かに境界線を引くのは難しいでしょう。境界線をひくと、「自分がない自分」だけ残るわけですから。

となると、相手が好きなように過ごしていると、自分が不安になり、自分が好きなように過ごそうとすると、きっと相手は不安になるに違いないと思い、罪悪感ばかりが出てきたり、または相手が怒ると「嫌われて、もうニーズを満たしてくれなくなる。そうなったら死ぬほど辛いから、我慢して怒らせないようにしておこう」(←潜在意識の声、自覚はほとんどないです。)となったりするでしょう。

で、境界線なんてとりあえずいいや!となったとして、

問題は、彼が自分といつも一緒にいてくれることを期待したとたん、苦しい恋愛の始まりになってしまうことです。当然のことですが、相手は自分のニーズを一生満たしてくれるために存在しているわけではありませんから、自分の思い通りにいつも行動してくれることはありないです。そのたびに、寂しい思いや、不安定な気持ちになり、でも、相手にしがみつき、という苦しい関係になってしまいがちです。

ので、じゃぁ、どうすれば良いか? 私の本を読んでくださっている方々は、お分かりですね。とても地味でつまらない作業に聞こえるかもしれませんが、自分の真のニーズを見つけ、それを自分で満たしていくこと。

じゃぁ、それはどうしたら良いのか? 私の本にもエクササイズが書いてありますが、個人個人違いますから、できればカウンセリング、またはワークショップに参加してもらったほうが良いと思います。ヨガを一人で独学するより、教室に行ったほうが早いのと同じかなと思います。(近々ミクシィを始めますので、そこで私のカウンセリングコース卒業生でスピリチュアル心理学に基づいたカウンセラーをご紹介します。)


話を戻して、「夫が子供の進学について一緒に考えてくれない」といった場合、まずは自分のニーズを見つけることは書きました。じゃぁ、それで相手にはなにも期待せず、ぜんぶ一人でやらなきゃいけないの?ということではありません。このとき、「自分の思いを伝える」ことができるのは、自分だけですね。

境界線は、「それは誰がやることか?」「誰ができることか?」という基準で考えても良いかもしれません。

「自分のニーズを満たすのは、自分がすること」です。夫ではありません。「自分の思いを伝えるのは、誰がすることか?」、もちろん自分ですね。ですので、相手が悪いと決め付けて、責めた口調で自分の思いを伝えるのではなく、「これが私の希望です」という思いで、「仕事のことで頭がいっぱいなように見えるけど、子供の進学のことであなたと一緒に話したいと思っているの。あなたと一緒に考えることが、私にとってはとても大切なことだから、いつなら話し合いができるかしら?」などと伝えることです。

自分の思いを素直に伝えるということは、自分の思いを大切にしているということなので、自己愛になります。これを伝えて、相手がどう反応するかは、相手次第で、そこは私たちはコントロールできません。しかし、自分の思いを伝えたことでだいぶ楽になりますし、すぐ行動に出るかでないかは別にして、相手の頭の中に自分の思いは入っています。

最初のコメントに戻り、自分に自信がないとか、関係に自信がないとか、不安があること事態は、悪いことではありません。「単にそういう状態なんだな自分は」ということです。ただ、そのために苦しくて仕方がないということであれば、なにかしたほうが良いねというだけです。ですから、今現在の自分の状態を受け入れ、理解してあげることからはじめると、自己愛が少しづつ増え、安定感も少しづつ出てくるでしょう。ハート

「自分を愛することは、自分の仕事」---バイロン・ケイティ語録

 記録的に長くなりました。最後まで読んでくださり、ありがとうございます!






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最終更新日  2008年11月28日 13時27分51秒
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