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今日は少し会社を出るのが遅くなりましたので、いつもの先輩と思いつきで飲みに出かけることに致しました。
金曜日のオフィス街周辺はどのお店も満席で、なかなか落ち着ける場所がございません。うろうろと途方にくれておりますと、一軒の雰囲気のよい和風居酒屋さんを見つけました。 不思議なことにお客さんはひとりもいらっしゃらず、先輩たちと首をひねりながらも「やっと落ち着ける♪」と、その居酒屋さんに入ることに致しました。 ところが。。。 出て来られた50代くらいの店員の女性(ご店主の奥様のようでした)は、にこりともせず注文を取り、すぐにカウンターの中に入って行かれました。同年代くらいのご店主はほとんど言葉を発することなく、いつのまにかいらっしゃらなくなってしまったのです。 私たちはそれでも美味しいお料理と比較的リーズナブルな価格のお酒に満足して、ひとしきりおしゃべりをして盛り上がっておりました。 しばらく経った頃、突然女性店員の方がテーブルまで来られました。 「もうすぐ終了時間ですので」 無表情なお顔のままで、一言おっしゃいました。 そこにおりました全員が耳と目を疑うくらい、冷たい空気を感じる接客ぶりでした。 どのような経緯で、そのお店にお客さんが入らなくなったのかは分かりません。けれど、お隣や向かい側にあるお店はどこも満席なのです。嫉妬や嫌悪感なのでしょうか、よく分からないマイナスの気持ちがお店には充満しており、息がつまりそうでした。 関西では特に、その場の雰囲気や接客の仕方がお店の人気を左右致します。感受性の豊かな関西人が美味しいというだけでお店を選ばない理由がとてもよく分かる出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 11, 2004 03:22:00 AM
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