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トリとインドとアーユルヴェーダ

トリとインドとアーユルヴェーダ

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Nov 15, 2006
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夕食の時間になったので、二人を誘いに行く。Aくんがタージマハルから戻って来ると、二人の部屋の入り口のドアに掛けたコンビネーション・ロックの数字が変わっており、誰かがドアを開けようとした可能性がある、決して油断はできないという話になった。二人の部屋のドアに向かう通路に面した部屋は窓が開けられていて中が見え、休憩を取っているような従業員っぽい人の姿が見えていた。しかし、疑ったらキリがない。

部屋を出て屋上のレストランに向かう。屋上の一歩手前には厨房があった。興味深かったので声を掛けるが、会話にはならなかった。あまりジロジロ見ていられそうもなかったので、屋上に上がる。

時間が早かったからか客はひとりもいなかった。昨日は満員でチケットを配るほどだったというのはウソだったのだ。やれやれ、どうやらインド旅行初心者を騙すのは、受け入れ側にとっては赤子の手をひねるようなもの、お茶の子さいさいらしい。トリたちもいよいよウソつきインドには慣れっこになりつつあるのか、特にそれを話題にすることもなかった。騙される方も悪くないとは言えなくもないのがインドなのだろう。

レストランの従業員は、「君たちには一番いいテーブルが押さえてある」と上機嫌で案内してくれた。タージマハルは確かに遠目に見えるがライトアップされておらず、暗がりに濃い陰だけが浮かんでいた。写真などから想像していた景色とは随分違う。

メニューを見るとタンドリーチキンがある。本場インドのタンドリーチキンを食べてみたかったが、結構高い。1匹丸ごとなら妥当な値段かも知れないのだが。Aくんは食欲があまりないというので、ひとりずつ別々にカレーを注文することに。

料理が来るまで、レストランの従業員と話を弾ませる。今晩の祭りのことを聞いたりする。痩せ型の従業員はヒンドゥー教徒らしく、今晩はうるさいだけで楽しくないと言う。

「ちょっと水をくれ」というのでペットボトルの水を差し出すと、「内緒にしてくれ」とグラスを手に屋上の端の方のちょうど物影になる方向へと歩いて行った。様子を見ていると、ポケットに隠し持っていたらしい小瓶からアルコールらしきものをグラスに注ぎ、水で割っている。





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Last updated  Nov 15, 2006 09:15:35 PM
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