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駅の窓口でキャンセル待ちのチケットを見せると、窓口係の人はチケットに「W1,2,3」と書く。キャンセル待ちの1、2、3人めということだ。チケット売り場辺りでたむろするリクシャー・ワラーのひとりが「出発時間の何時間か前にもう一度窓口に来れば空席はあるはず」と言う。トリも「そんなもんだろう」と楽観的に考える。
リクシャー・ワラーは列車の時間まで安く市内を観光案内すると言うが、リクシャーで観光したいところもないし、駅から徒歩圏内の宿のレストランでゆっくりお茶でもしようと話合って決める。歩き出すと、予想通りリクシャー・ワラーたちがついてくるので、「タージマハルにもアーグラー城にも行ったし、これから行く場所は歩いて10分程の距離だ」と言うと、大抵のワラーはすーっと消えていく。昨日よりも効率よく振り切っている。 最初に目的地にした場所は、昨日駅で会った関西出身の学生さんが泊まったという宿のレストラン。ガイドブックにはガーデン・レストランがあると書かれている。屋外プールもあるらしく、芝生の上にテーブルが並べられ、あわよくばプール・サイドに寝転がれる場所なんてものがあるのかなぁ~と想像。しかし、辿り着いて案内されたのは、建物の中。室内は暗く、受付カウンター以外、何もない。しかし、「(これから)ここにテーブルや椅子を並べる」と言う。宿の住所に間違いはなさそうなのに、探していたレストランはないらしい。その場を去り、別の場所をあたることに。 ガイドブックには近辺に高級住宅街があると書いてある。インドの高級住宅地ってどんなものかしらん?興味津々。初めて見に行ってみたインドの高級住宅地は、街の喧騒からは少し離れ、確かに静かなたたずまいといった感じ。しかし、何がどうすごく特別というわけでもなく、ただただとても静かな場所・・・ということで、盛り上がった好奇心も、いささか期待外れに、あっけなくしぼむ。 しかし、高級住宅地内にレストランが見つかり、またまたちょっと期待を膨らませ直す。ドアは開いており、中に入れたものの、従業員を探さなければいけないほど、人っ子ひとり見当たらない。やっと探して話しても、「食事は宿泊者だけに提供している」といった愛想のない答え。あぁ・・・ 次に警備員がドアの前に立っている別のレストランをあたる。しかし、ここも誰もいない。地下がレストランだと通される。地下で薄暗い・・・。電気をつけると、そこはだだっ広い食堂といったスペース。ここまで空振り続きだっただけに、「食事を出す」と言ってもらえたのは確かにありがたくはあったが、地下室で四方壁に囲まれた中でこれからの時間をつぶすと考えると、どうにもピンと来ないので丁重に断る。時間もまずかったようだが、ともかくゆっくり落ち着いて時間をつぶせそうな場所はなかなかなさそうだ。最初の場所に戻るしかないか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 15, 2007 09:43:27 PM
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