白銀乃小柄（ぎんのこづか）

素晴らしい未来が待っていた････
訳じゃない。

箱詰めされ封緘されたタロットカードを開けたら、まずは消毒。
消毒と言ってもアルコール洗浄じゃない。
オカルティックな意味での除霊となる。
そんな専門的なことをしないとタロットカードは使えない？

実際、制作から運搬、販売････
多くの人間のあいだを移動して、いろんな感情に触れているカード。
カードは新品かもしれないが、オカルティックには生霊の手垢が付いている。
だから、それらを一掃して使い出さないと持ち主の言う事を聞かないカードになる。

簡単な方法は紙に正図形を書きその上にのせておく。
正図形とは正円や正多角形。
それぞれの図形の中心を重ねる事で、中心は神聖な力を帯びる。

具体的には･･･
紙に中心決めて大きな正円を描く。
その中に内接する１０角形を描く。
１０角形の頂点を結び５角形２つを描く。
２つの５角形に内接する正円を描く。
その中に内接する８角形を描く。
８角形の頂点を結び４角形２つを描く。
２つの４角形に内接する正円を描く。
その中に内接する６角形を描く。
６角形の頂点を結び３角形２つを描く。
２つの３角形に内接する正円を描く。
こうして、正円×４、正三角形、正四角形、正五角形それぞれ×２、６・８・１０角形各１。
これで１３倍の神聖空間が出来る。
こうして出来た魔法円にタロットを３・４日置いておく。

魔法円の描き方は他にもあるし、中心をそろえた正図形でいいのでそれぞれのやり方でもいい。
そうして、霊的な書き込みを消去してから、１週間ほど枕の下に忍ばせて眠る。
これで、霊的なシンクロが出来、シンパシーが生まれる。
つまり、タロットカードは自己の分身となる。

以上のような１０日間程の儀式があってやっとタロットカードを使い始める。
まあ、この儀式をしなくても使えるけど･･･
やっておいたほうがいいと思いますよ。