A to Z of SCI

上肢と下肢の筋トレを朝、昼、夕にやっています。
朝はベッドで3セットを2種目、昼と夕は電動車いすで3セットを3種目です。もはや日課ですから、緊張もしません。淡々と、ただし確実にこなしています。こういう日課となった筋トレが日常の気力と体力を支えます。

どの種目も在宅当初にはできなかった運動です。
脊髄損傷で7ヶ月ほぼ寝たきりの入院生活が終わったとき、全身の筋肉の萎縮による筋力低下と拘縮によるROM縮小のため、簡単な動きさえままならない状態でした。単純なはずの運動が遠い目標でした。動かせるところから動かし、遠回りをし、随分と時間を掛けて、ある日その動きが出せるようになります。
1回でもできるようになれば、回数を増やす努力です。その後はセット数を増やし、種目を増やし、時間帯を増やします。

思い描いた動きができるようになるには、どの局面でも、続けることが大事です。
だから今でも日課を続けています。次の目標に近づくために。