[C]セレッソプレビュー J1-7 対清水エスパルス
裏切り者の名を受けて全てを捨てて戦う男[対戦カード]清水エスパルス - セレッソ大阪(20日13時 静岡市・日本平スタジアム)[予想メンバー]FW エジノ・柿谷OMF 枝村・山口DMF 扇原・シンプリシオDF 丸橋・藤本・茂庭・新井場GK キムジンヒョン控え 多田・山下・酒本・横山・南野・ブランコ・杉本[みどころ]先週のセレッソ大阪はホームで大宮アルディージャと対戦し、1-2で敗戦。開始早々に先制点を奪われる厳しい内容も一旦は柿谷の得点で追いつきました。その後相手に退場者が出て逆転の好機もありましたが終了間際に得点を許し敗戦となりました。ホーム不敗の利を活かして大宮の不敗記録を止めようと意気上がりましたが、2失点はいずれも個人技によるもので、大宮の勢いにのまれてしまった形と言えるでしょう。リーグ戦は連敗となり完全に開幕時の勢いが止まってしまいました。昨年来、清水戦は負けなしが続いています。中でも天皇杯でのルーキー・南野拓実の得点が記憶に新しいところです。清水も一時の低迷期は脱して調子が上向いているようですが、相性の良さを活かしてリーグ戦の連敗をストップして反転攻勢へとつなげていきたいですね。[対戦相手]先週の清水エスパルスはホームでジュビロ磐田と静岡ダービーを戦い、1-0で勝利。ナビスコ杯では完敗した相手に見事リベンジした格好となります。ダービーでの勝利はチームに自信をみなぎらせ、活力を与えることとなるでしょう。劇的な守備の改善により、3月は6試合で18失点でしたが4月は3試合すべてで完封しています。堅牢なゴールを破るのは難易度の高いこととなりますが、上位にくらいついていくために得点が必須となります。昨年の日本平での試合は、柿谷のゴールで先制したものの、後半、長いロスタイムの終わりごろ失点し引分けという結果でした。勝ち切ることが難しく、正に昨年のシーズンを象徴するような苦い試合とだったといえます。[そのほか]あの悪評高い下村東美(現・湘南ベルマーレ)でさえ、いくらかの移籍金をチームに落として移籍していきました。ですが村田和哉は自由契約の後に移籍したため、セレッソ大阪には移籍金が入ってきません。「出場機会を得るため海外移籍したい」として移籍金の足かせを無くすために自由契約にしたのに、発表後まもなく清水移籍が決定するのはまったくもっておかしい話です。選手としてどこのチームでプレーするかは選択の余地はあるかと思いますが、人として問題があるといわざるを得ません。移籍金ゼロだったら面倒を見てあげるといった密約が清水とあったのではないかと疑われても仕方のないところです。プロとして実績がなく、セレッソ大阪として損失があるかというと微妙なところですが、このような前例を作ることは悪いことです。