旅するベビーサイン教室　　Babysigns Around the World !　　　　

イギリスに来てから運転を始めました。
免許とってから10年以上もペーパー状態だったので、夫には運転しない宣言していたはずだったのに。。。

学校以外の生活なら車がなくてもなんとかやっていけるんですが、子どもの幼稚園・学校の通学バスがなく、歩きとバスで連れて行くと50分程かかってしまうので、仕方なく、どうしようもなく、車生活をスタートしました。


運転してみて気付いたこと。


・対向車に道を譲ると手を「Good!」の形にして挨拶される
これは車だけでなく、歩行者に道を譲っても「Good!」やる人がいる。
初めてみたとき、イギリス人ってこんな陽気なの？とびっくりしたけど、手をあげて挨拶するする人もいるから、「Good!」の挨拶している人はきっと大陸のラテン系かなと勝手に思ってます。


・昼間でもむやみやたらとパッシングライトで挨拶される
昼間でも薄暗かったり、太陽が低い位置から明るく照らしすぎて相手の顔が見えないことが多いからかな。
パッシングライトで合図できたら、運転にもこなれた感がでてきているように思う。


・道が狭いのに両側路駐
家が郊外なので、路駐OKなところも多いです。そして対向車とすれ違うときにサイドミラーがぶつかりそうになります。こんな道ばかりで1台分しか通れないときは、どちらかがくぼみに入り、対向車が通り過ぎるのを待つんですが、絶妙なタイミングでくぼみに入り、パッシングで「お先にどうぞの」サインして、対向車に「Good!」され、くぼみから良い角度でするっと出る一連の流れに、私一丁前に運転してるわ～、と少し楽しさを見出しはじめました。
運転好きな人にとって、ハンドルさばきが多いロンドンの運転は楽しいんじゃないかしら。


・道路がガタガタすぎる
道路に大きな穴が開いてたりします。そして、誰もそれを埋めない。
たまに穴が開いてるレベルではなく、いたるところポツポツしてるので、穴を踏んだ時にはかなりの衝撃でガクンと車が揺れます。CDをかけてるんですが、ガクンとするたびに音が飛び、小学校まで10分かからないくらいの距離で最低5回は音が飛びます。
ロンドンでは1年間平均で2回タイヤがパンクするらしい。
タイヤがパンクしたであろうハザードつけてのろのろ運転する車、しょっちゅう目撃します。
そんなみんなパンクするのなら、穴を埋めればいいのに。
引越しまであと1ヶ月半なので、何とかタイヤもってほしい。


・道路工事現場に人がいない
片側封鎖して、簡易設置された信号機を使って、代わる代わる車を通すという現場にたまに遭遇しますが、人が全然いません。ちょっとした渋滞を引き起こしているのに、えっ、放置？、というのが多すぎます。


・歩行者が道路を横断する
信号機がある横断歩道やロリポップ(歩行者優先横断歩道)のところではない場所で、です。
車がビュンビュン通っている広い道路の中央分離線のところに立っている人多数。
なぜここで渡る？というタイミングで出てきて、絶対に走りません。余裕な感じで歩くんです。
こちらの人は雨降っても傘ささない人が多いので、雨降りの夜、黒い服着た黒人が停車中の車の背後からぬっとでてくると、本当に危険です。


・駐車場が狭い
縦列駐車もスーパーの駐車場もテクニックが必要です。
運転初心者の私にしたら、スーパーの買い物も駐車場が気がかりで、週末に夫の運転でまとめ買いをお願いしたいくらいです。スーパーにはファミリー用の左右余裕のあるパーキングもありますが、いつも埋まってるんです。
先日Bootsで3回切り返しても駐車スペースに入れることができず、ついに「ブッブー」とやられてしまいました。
後ろを見ると白髪のおばあちゃん。しかもハンドルから顔半分ぐらいしか出ていない小柄な感じのおばあちゃんでしたが、顔すごい怒ってた。イギリスって怖い。それから、絶対自信のあるスペース見つかるまで駐車場をぐるぐる回るようになりました。


お友達の話を聞いてみても、公立校近い場所で家選びをし、ご主人に「学校まで歩いて行けるからね」と言われ、こちらに来て悲しい現実に直面すること、多いようです。我が家もそうでしたが、家から近い公立校に入れる保障なんてないんです。
急に学校に行けることになり、練習できる日2日間だけ、しかも夫が会社から戻った後で夜9時スタート。助手席に乗ってもらい、後ろには寝る準備ができた子ども二人乗せて、スーパーの駐車場をひたすら回る。
そんな運転生活を泣く泣くスタートさせました。

でも今となってはこの強制運転がよかったなぁと思います。
今日はこっちのスーパーに行ってみようと行動範囲が広がり、日本人クリニックにも行けるようになり、ちょっと遠いお友達の家にも遊びに行けるようになりました。
何事も嫌々考えず、やってみるのも良いもんだ。

残りのロンドン生活も安全運転でまいります。