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カテゴリ:介護ヘルパー
Tさんは軽度の認知症で独り暮らし。
住宅街の一軒家に住んでいる。 時間が決まっているので体調を聞いて少しお話してあとは食事の準備、掃除、デイサービスの準備等やるべきことを次々こなしていく。 時間との闘いなので夢中になって無言になってしまう。 しかし、Tさんはヘルパーとお話したいというのがひしひしと伝わってくる。 自分が自分でないような状況、一人住まいであること、これからのこと、あしたはどうなっているのかと何度もヘルパーに訴えてくる。 支援を終えてベッドに横になるTさんを必死に慰める私に 「このまま目が覚めなければどんなにいいか」 とつぶやく。 決して他人事ではない。 自分の未来を見ているよう。 未来の自分が 「ああ、あの時Tさんがよく言ってたことってこういうことなんだ」 と思いだすような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.10 17:41:45
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