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2022.10.17
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カテゴリ:介護
昨夜就寝中、襖を隔てた隣の父が私を呼ぶ声で目が覚めた。

部屋の電気を点けてびっくり!
全身肌色の父がベッドを横切るようにして横になっていた。

何でパジャマを脱いだ?
脱いだリハパンを辛うじて局部の上に置いておくのは、まだ理性があるからかと少しホッとする私。

どうやら電気敷毛布が熱かったらしい。

起き上がるのが大変そうなので私が起こしてあげ、パジャマを手渡した。

パジャマを着せてあげるのは簡単だが、ここは自分で着てもらおう。
前後が反対だとしても。

隣の部屋で着終わるまでスマホを眺めていたら、着終わったようで布団に入り、電気を消していた。

見に行くと目から下を布団に埋めて必死に眠ろうとする父の横顔が見え、切なくなった。

自分の布団に戻り、目をつぶると元気だった頃の父の話を思いだした。

認知症で独り暮らしの父の兄の家に、様子見に訪れた父。

玄関に出てきた兄の様子に度肝を抜かれたと。
その時兄は素っ裸だったと父が話してくれた。

10年くらい前の父が話してくれた伯父さんのこと。
今、父も同じようなことをしている。

父、私、兄妹のこれからのことを思いながらいつしか眠りに入った。





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最終更新日  2022.10.17 08:37:46
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