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カテゴリ:映画
南アフリカ共和国のマンデラ大統領とラグビーチームとの話。
マンデラ大統領というと、来日当時、皇室の雅子様に挨拶した時、握手しながら暫くお話をしていてその手を離さなかった動画を見た。 マンデラ大統領は後ろ姿で横顔が少し見えるだけなのだが、頬っぺたが盛り上がって明らかに笑顔だとわかる。 なかなか離さない手を雅子様は笑顔で応じて下さってお二人が微笑ましくて良い動画だった。 今回の映画ではモーガン フリーマンが彼の役。 あまり表情が変わらないラグビーチームの主将のマット デイモンが初めて二人だけのお茶会に招かれる。 大統領の穏やかでユーモアのある話し方。 この人だったら緊張せずに本音が話せる。 30年も政治犯で投獄されていたのに、それを許すと言う。 重要な人物にコンタクトをとるのにその人の故国の好物のキャンデーをプレゼントするというセリフがチラリと出て来るが、こういう小さな気遣いが出来るからこその国民に愛された大統領なのだなと。 大統領の周りのスタッフも最初は白人と黒人で関係がギクシャクしているのに、終盤のラグビーの試合でみんな気持ちが一つになる。 ラグビーなんてルールも知らないし、興味もなかったが、面白かった。 優勝候補のニュージーランド選手のかっこよさ。 試合前の「頑張って、頑張って」に聞こえるあの声の掛け合い。 旅客機の機長が「責任は私が取るから」と独断で試合のスタジアムスレスレ上空を飛ぶ。 こちらに向かってくる旅客機に警備スタッフは緊張するが、スタジアム上空に来るとなんと胴体の底には「頑張れハカ(南アフリカチームの愛称)」の文字が。 試合を見ている人達(グループ)を時間が過ぎるたびに次々に映るのも面白かった。 とくに停車している警察(?)の車の前を通った黒人の少年が車内でラジオで試合を聞いているのに気付いて足が止まる。 ↓ 車前方でしゃがんでいるその少年に気付いて「あっちへ行け!」と追い払う白人警官。 ↓ 追い払ってもそこに留まる少年に不信感をもって近づく警官。 持っている布バックは中には不審物はなく、そのまま車に戻る警官。 ↓ 試合がだんだん盛り上がってきて、なんとその少年、車のボンネットに腰を下ろして(受け入れられた?)一緒にラジオを聞いている。車のドアは開いている。 ↓ この少年コーラを手にしてる! 警察官から買ってもらったんだ! ↓ 優勝決定。 この黒人少年を数人の白人警官が胴上げしてる。 みんな笑顔! このシーンが時間経過とともに他のシーンと一緒に間に挟まれていた。 良い映画を見た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.16 20:54:36
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