無線クラブの移動運用に参加しています
我が無線クラブは春・秋の年2回の移動運用で、アマチュア無線家が少ないと思われる地域に出かけて電波を出しています。 いつもは音楽関係の行事とかさなり、参加出来ずにいましたが、今回ようやく、占冠村への移動運用に参加することが出来ました。 アンテナを立てる場所は勇払郡占冠村の湯ノ沢温泉、山の中なので電波の飛びはあまり良くないと思われますが、兎に角集まってお酒を飲みながらワイワイ騒ぐのが楽しみなのです。 私は6人の先発隊の一人として一日早く到着したので2泊3日となります。6人もいれば、写真のようなV型ダイポールアンテナ(7・21Mhz用)は楽に揚げられます。 占冠村は北海道に15ある村の中の一つで、今年6月30日現在の人口は1、153人、人口密度は1平方km当たり約2人だそうです。(※札幌市は1平方km当たり1,710人) 周囲は山々に囲まれて、夏は+30℃以上、冬は-30℃以下になるという、寒暖の差の激しい土地ながら、JR石勝線、道東高速道路が通り、除雪や保守のポイントとなる大切な場所になっています。 9月の平均最低気温は9.3℃、10月の平均最低気温は1.7℃だそうで、9月末の夜は5℃程度まで下がっても不思議はありませんので、冬用のヤッケを持参しました。 こうやって、移動運用で出かけられるのも元気なうちですが、無線は自宅から電波を出せますので、80歳を過ぎても十分に出来ますし、モールス符号での交信は頭の体操にもなります。 無線を始めた当初は携帯電話の無い時代でしたので、連絡のために使えればと考えていたのですが、今となっては、たとえ、寝たきりになっても出来る趣味に出会えて良かったとつくづく思います。