漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

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　　　　　　　　　　　バリ人は曖昧で嘘ツキでいい加減でノーテンキの平気が居座っている












完全再連載するこの冊子に校正をくださったマンダラケイコさん。

十数年の長きに渡り映像撮影に協力し、
直筆署名により肖像権使用を許してくれたユリアティやビダニたちと、
プリサレンアグンのチョコルダ大王の言質による映像著作権使用許可、
並びにオカダラム氏のウエブ公開許可に基づく、
youtube のgustiayusuribidani 開示をして、
未だかつて類例を見ない優れたソフトだと絶賛し、
iPhone soft Power Ubud に販売許可を許したアップル社、
そして応援戴き続ける山田企画事務所と株式会社ライフインパクト全てに感謝。


難んヅかしいマハーバラタのような、
王と皇子と変身と内容の理解不能なまでの、
バリ島独特の伝承と飛躍する想像力を駆使して苦しむより、
音が楽しいと書いて音楽と読ませるように、
音を学問する愚は脇へと置き、
ただただ変幻自在に判りやすく作られた舞台を楽しもう。

　　　自刻の篆刻





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　死之徒


などと深く考えてはならない。
生死観とか善と悪が人間に内在するとかはもうこの項で解説済みである。
どうしても読みたければブログ紫煙のゆらぎ開設第一番目に描かれて在る。

舞台の最終局面で超有名となった、
水戸黄門さんの


　　　　　　　　　　　　ええいひかえおろうここにおわすをなんかたとこころえる

同様の短剣突き突きの儀式が始まるとこの舞台も終わりに近い。
何の意味かは考えず

短剣突き突きの儀式
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さきのてんかのふくしょうぐん

だと言っているのだと考えるのが妥当である。

最後にブラフマナという僧侶が聖なる水をバラ撒くと、
倒れた人々はバイオハザード状態から覚めたように引き返し、
バロンがご挨拶しておしゃまいとなる。


バリ人は曖昧で嘘ツキでいい加減でノーテンキの平気が居座っているが、
このバロン劇に隠された真意には実は深い意味がある。

それは２頁後に僕なりの解釈を示す。

それでいいのだがバリ人である。
だからこれでいいのだ。



ウエブの全てとこれら全ての企画展をお望みの方は山田企画までご連絡を。
iPhone をお持ちの方々は App Store Power Ubud までアクセスして下さい。














社団法人日本漫画家協会会員・ウブドの達人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地俊雄