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カテゴリ:Eples mindbox
先日、家で映画を観ていたときの話。
ふと、モニターから目を反らすと室内の白い壁にちょこんと小さく黒いものが動いているのに気づいた。 何かなぁ...と思って時々気にしつつ映画を観ながらチラチラと観察してたらいきなり動き出した...! あ~!クモかぁ...とその俊敏な独特の動き方で正体がわかった。クモなら気にならないのでそのまま放置しておいたらクモはいつの間にかどこかへ姿を消していた。 The quiet / by Eple 以前、横浜に住んでいたある日のこと。イープルは天気の良い夏の休日に昼間からライ・ウィスキーを呑み、スライド・ギターを弾きながらぼんやり過ごしていた。その時、突然窓の隙間から一匹の蠅が...!蠅は落ち着きなく室内を飛び回り、ブンブンうるさくて気になってしょうがない...。 外へ逃がすべく窓を開けても中々出て行ってくれない...窓を開け放したままにするとクーラーも効かなくなるので結局、自主退去誘導作戦は諦めることにした。 また椅子に腰掛け、ライ・ウィスキーをちびりと呑みながらぼんやりしていると今度はその蠅がイープルの足元近くで床の上を散策している...!くむぅ~...!鬱陶しいっ! と。思いきや、その時どこからともなく現われたのが一匹の小さなクモであった。そのクモは肉眼では確認出来ないほどの素早さで蠅にビュっ!と飛びつきやっつけてくれた。 そしてそのクモは獲物の蠅を大事そうに銜えていそいそと姿を消したのであった。 それ以来、イープルはクモに対して奇妙な親しみを感じるようになった(笑)とりとめて害もない生き物をわざわざ探し出して殺生することもあるまいと思うのである。 イープルは元々、殺生が嫌いなので小さな昆虫も蚊とゴキブリ以外は自主退去してもらっている。蠅に関しては往生際が悪い場合は新聞紙まるめて容赦なくパシっ!もやるけど...(笑)それにしても、まぁいつの間に...彼らはいったいどこからやってくるのだろう...といつも感心してしまう。 From the Left above : Ry Cooder "Boomer's Story" (1972) Warner Bros / Wea Right : "My Name Is Buddy" (2007) Nonesuch その後、インターフォンがピンポーン...。ガール・フレンドが遊びに来た。しかし昆虫嫌いの彼女にはクモの話はせず、内緒にしておいた(笑)もし話していたならば彼女は怖がって家には居られなかったであろう。 ちなみにその小さなクモは横浜に住んでいた数年間の間に度々姿を現した(年に3、4度ぐらい)そしてイープルは奇妙ながらも親しみをこめてそのクモに「ジェシー」という名前を付けていたのであった。「ジェシー」とはアメリカ西部開拓期に登場した有名なアウトロー「ジェシー・ジェイムス」からとった名だった。 ジェシーは今頃どうしているのだろうか...長い年月の間に世代交代もしたのだろうなぁ...などと壁に静かに佇む一匹の小さなクモを見て勇敗なジェシーを思い出していた穏やかな週末の午後であった。 さーて、今日も爽やかなお天気になりそうです今朝は濃いめの苦いコーヒーを飲みながらライ・クーダーの曲を聴いて目を覚まそう。 今日も楽しい一日を♪ イープル 楽天ブログ★アクセスランキング ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.27 19:54:44
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