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カテゴリ:Eples mindbox
いやはや、どうにもこうにも「真夜中に味わう山葵ほど旨いものはないな...」と昨夜、僕はつくづく思った。
ツボを確実に狙い込み、嗅覚と味覚に与える刺激的な衝撃...その存在感の素晴らしさには畏怖の念を抱かずにはいられない。 晩酌に沖縄古酒を呑みながら「さてと、今宵の酒のつまみはどうしたものか...」と思いながら冷蔵庫を開けたときにふと目についたのは、さも「はやく食べておくれよ」と言わんばかりに冷蔵庫の隅で寂しげに呟く、手つかずの板蒲鉾であった。 「よし、これでいい」と、早速まな板と包丁を取り出す。大好きな山葵の味や香りを滞りなく楽しむために蒲鉾は薄めに切る。 ![]() Cloud before it confers on mind By Eple ロックグラスになみなみと注いだ古酒を一口呑み、徐に山葵をちょこんとのせた蒲鉾を箸でつまんで口へと運ぶ。 ![]() 口中に広がる山葵の香り、あの「痛い」と形容したくなるような潔く颯爽とした刺激...至福の瞬間なのであります。何はともあれ新年早々に山葵の一撃に(頼むからもう堪忍して下さい...と)咽び、喜び喘ぐことの出来る幸せをじんわりと心で噛み締めた静かな夜でありました。 ![]() Happy drunk "Does it really matter at all" By Eple 板わさに ほろりと咽ぶ真夜中の 山葵しんしん 泡盛じわり ![]() 「もしもこの世に大好きな山葵とお酢がなかったらどうしよう...なくなってしまったらどうしよう...」と冷蔵庫の中を整理しながら真剣に考えてしまう自分はやっぱりちょっとヘンな人...と、しみじみと思う今日この頃であります(笑) ![]() ![]() さて、さてと、洗濯したばかりの作務衣を着て今宵は小松菜の御浸しでも作ろうかな。 洗い立ての作務衣はお日さまを浴びて乾いたジーンズの如く心地好いものです。あのサラサラッとした重厚感のある肌触り...気持が和らぎます。 どうか皆様も楽しい晩酌を ![]() ![]() ![]() イープル ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.07 07:12:56
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