邪悪な花鳥風月 岩井志麻子
楽天市場紹介文美貌と才能とお金、そして幸せな家庭。全てに恵まれた作家の「私」は、執筆に専念するため、マンションを借りる。それは、担当編集者の三浦くんと甘い蜜の時間を過ごすためでもあった。やがて私は、隣の古アパートに住む、いわくありげな女達をもとに物語を紡ぎ始める。暗い過去を匂わせる101号室の大女。ヒモ男に寄生されている102号室の美女…。妖気と腐臭に満ちた妄執奇譚が、今、幕を開ける。 【送料無料】邪悪な花鳥風月完璧に幸せな主婦が書く(という設定の)4編の短編からなる本です。この中では『いずれ檸檬は月になり』がすごく印象に残りました。ラリラリな風景が次々出現しますのでついていくのがなかなかに大変で、夢から覚めた後の現実を読んではぁそういうことでしたか、とやっと分かった次第ですが何しろ何も飲まなくてもあっち側の世界がちょっと垣間見られる文章はさすが。ところで自分を『すべてに恵まれた』って思える大人ってそもそもどこか正気ではないのかも?そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)よろしければポチっと☆:::::beadsbear:::::