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カテゴリ:日記
チャムトーンの下草刈りは、前回のときの、3,4日かかったような気がするが、今回は、姪の旦那「アイ・タン」が、兄貴の死以来、体調が悪くて参加していないので長引きそうである。刈り払い機を使える人が少なく、振り回し式の長柄の刈り払い用の鎌だけのため、はかどらない。 明日からは、人足も1,2名少なくなる。 農協(サハコン・カーンカセット)の肥料貸付けを受けるため、かみさん、義弟と一緒に農協へ出かける。 野菜栽培用の肥料で、かみさんは組合員にはなっているものの、販売用の野菜など作っていないのだが、姪たちのために身代わりで出かけた。 肥料の種類などは、選択できるようになっている。 今日、受け取ってきた肥料の支払いは、来年3月に利息分を、さらに、6月末までに、全額返済することになっている。 タイの農協の活動範囲は、非常に狭いようにみえる。ささやかながら、農業資材の販売も手がけているらしいが、利用する人はあまりいないようである。農産物の取り扱いは、まったくしていない。豊作貧乏などの際、過剰農産物を引き受けることがあるくらいのものである。 営農資金の貸付は、農協ではなく、政府の経営する「農業銀行」が行っている。 なにはともあれ、このあたりの農家の連中は、かなり無神経に借金するようで、利息は安いとはいえ、農産物価格も安いわけで、収穫時期に完済すると、手元には、ほとんど余剰は残らず、次回の作付け資金もままならない「火の車」である。 まして、天災など不測の事態になると、借金は累積することになり、田畑を手放すなどということも、しばしばのようである。 農民たちが、むしろ旗をかかげて「徳政令」を願い出ることもあるらしいが、世の中そうは甘くはないようである。 営農熱心な農家は、作付け面積などたいしてちがわないのに、借金サイクルから脱していて、ピック・アップ・トラックや耕運機など、毎年のように手に入れている。 同じように野菜つくりをしていながら、どこが違うのか不思議である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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