ピーマン番屋

以前、情宣することが多かった。
新興宗教のようであるといわれれば、
そのようにも見えただろうなぁ。
写真をやっていたので大学や高校のサークルを廻って、
「全国の大学生・高校生のみんなの写真を集めて、
セレクトして写真集を作りましょう。」って活動してた。

それでひとに話して行動させるには、
感動話法なるものを使っていた。
ただ論理的に理路整然と話しても、
全然伝わっていかない。
ぼくが何に感動したかという体験を、
追体験できるようにちょっと演出過多でも、
そのように熱っぽく語る方が相手によく伝わった。

ある一定の感情を呼び覚ますような、
仕掛けと演出。
これが必要だなぁと思った。
政治家なんてその劇場的の典型なのかもしれない。
ただぼくらは正直だったので思ってないことは、
演じることはできなかった。

しかし、正直な思いを表現することってのは、
いまだに素晴らしいことだと思う。

ただ、心をいろんな面に閉ざしているひとが多いのも
また事実。

また、一歩踏み出して、
お互いに表現できる者達を探したいものだ。