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barmy's On & Off

barmy's On & Off

第14回日本山岳耐久レース完走リポート

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ハセツネ当日は、いつもより遅い、朝6時に起床しました。
すぐに給水ボトルに買っておいたアクエリアス・クエン酸を詰め込みました。
サブのボトル(750ml)にグリコのCCDを溶かして詰めました。
やがておにぎりも出来上がり全ての荷物が整いました。

朝食はいつもより少なめ。食欲がありませんでした。
どうも6日頃から体調が今ひとつ。
大事な大会、DNSなんかしたくない、リタイアも嫌。
熱っぽい感じもあり解熱剤を内服。

8時過ぎに家族に見送られ出発しました。
今日は上石神井から会場に向かいます。
同じ石神井サンデーズの仲間U君と待ち合わせしていました。
駅に着くと、もう既にU君は準備万端の状態。
拝島までは座ってゆっくり話しながら行けましたが
拝島より武蔵五日市まではハセツネランナー満載の電車。
気分は盛り上がりました。

駅に着くと同じ電車に乗っていたのかKuriさんが降りてきました。
改札の外にはしゃおらいさん。
程なく陸上部の皆さんの到着です。
はじマラチーム(N氏さん、マサさん)も到着。
一緒に会場へ向かいました。

中学校で場所取りをしているミカンさんに連絡をいれます。
そしてまずは選手受付を。
五日市会館の前は長蛇の列。昨年とちょっと違いました。
あっとそこを横切る走る書店員さんの姿が!
声をかけましたが聞こえなかったのか足早に。。。

荷物チェックです。しっかりチェックされてます。
私も必要装備すべて出されてチェックされました。
でも、人によっては然程でなかったとか。
会館内でナンバーカードを受け取ります。

さてミカンさんの場所に行く為に中学校体育館へ。
体育館は満員御礼の状態でした。
探しているとミカンさんのほうから見つけてくださりました。
すみません。。。
持っている荷物を全て拡げて場所を確保していてくださってました。
御陰さまで楽天仲間、陸上部さん、はじマラと10数人の荷物を
置く事が出来ました。ありがとうございました。

着替え、身支度を済ませると異常な空腹が。
そういえば食欲が無く朝も少量しか食べていない。
このままではスタートしてから持たないと思い、スーパーへ買い物へ。
解熱剤の効果が出てきたようで寒気や節々の痛みも感じません。
すぐに天丼をゲットしました。
戻って中学校の校庭でむさぼるように食べました。
そこでトイレ発見!中学校のグラウンドの隅にひっそりと。
他は混んでいたのでそこで済ませました。

さて、そろそろ開会式。
ザックを背負う前に解熱剤と風邪薬を内服しました。
かなり不安なスタートを迎える事になりました。
みなさんと外へ出ます。晴れていて日差しも強く暑いくらい。
開会式では昨年の優勝者、鏑木氏の姿も見れました。
簡単なアップをしたあと、「また明日会いましょう!」と
エールの交換をしました。

スタートです。
私は10時間という人々の後ろに付けました。
13時丁度。スタートしました。
混雑の中、人ごみをかき分けるように前に出ました。
エアドームを潜くぐったあとはダッシュ!
すぐに道路に出ました。
まだ先頭ランナーの姿が見える位置でした。
橋をこえ、すぐに曲がり広徳寺方面へ駆け上がります。
昨年同様たいこやお囃子で見送られました。
スゴいペースですが必死についていきました。
舗装路が終わり山道に。ペースは落としませんでした。
すぐに変電所。そしてあっという間に今熊神社の石段下へ。

あまりのペースに息があがり完走祈願をと列から外れました。
下社で完走祈願をしたらホッと。そこからはマイペースになりました。
あまりの暑さにバテ気味。
でも、少しでも良い位置につけたいと石段を上がりました。

今熊神社手前でZZZさん、Kuriさんが抜いていきました。
彼らには絶対上位をゲットして欲しいと思いました。
しゃおらいさんもすぐ後ろに姿が見えました。
あまり混雑も無く安心していた所、入山峠手前で大渋滞。
一人ずつ階段を上がっているのでえらく混んでました。
でも、ここまでで1時間半、良いペースです。
階段上は人もいない状態。再度走り始めました。

トッキリ場まであっという間に通過。
その後、ミカンさんに抜かれました。
八百さんとライムグリーンさんがすぐ後ろと聞いていましたが
ライムグリーンさんにしか会えませんでした。
しゃおらいさんとは抜いたり抜かれたりといった感じ。
まだ序盤戦ですからね。
補給食はフラスクに入れたジェル、オリジナルの塩ジェルを
時々摂りながら走りました。
足がつりそうな感覚がありましたが急速に回復しました。
以降は走りながら両方を時々チューチュー吸ってました。

大嫌いな醍醐丸の登り。
何故か整然と並んで登ってるんです。
その列に加わると嫌いな醍醐も体力を落とさず登れました。
時間は16時少々。
3時間ちょっとで此所まで来たことは今までありません。
あとは4時間台、ライトを付けないで第一関門を通過する事。

三国峠では日没前のきれいな富士山を見れました。
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最高の景色でした。浅間峠までは下り調子。
少しペースは落ち気味でしたがなんとか頑張れました。
4時間46分でなんとか第一関門を通過。

東屋のそばで着替えと食料の補給をしました。15分の休息です。
おにぎり1個、ソーセージ1本、ベスパ1本
さて出発!と思ったらU君が通過してきました。
頑張ろうと励まし合い、身体が冷えないうちにヘッドランプを付けて、
手持ちライトを持って第二関門を目指しました。

日原峠まではすんなりと。
ここで少々コースアウトして水の調達。
今年は水量も多くてやっぱり美味しい水です。
コースに復帰する前に再度U君に会いました。
彼も水を調達するようです。

笛吹峠で休憩中のしゃおらいさんと会いました。
10分程しばし休憩。
東京の夜景がきれいに見えました。
そこから先、三頭山の避難小屋まではしゃおらいさんに同行しました。
おかげさまで笹尾根のトレイルをしっかり走れました。


槙寄山では月明かりの富士山が見えました。
ここから大沢山までの登り、キツかったですが踏ん張りました。
今日中に第二関門が通過できるかも?と思いました。
避難小屋では中に入り食事。
おにぎり1個、ソーセージ1本食べました。
フロアに身体を伸ばしたら気持ちよく、眠っちゃいそうになりました。

避難小屋を出ると冷たい風に身体が一気に冷えました。
着替えをする為にしゃおらいさんには先に行ってもらいました。
汗で濡れた服を脱ぎウインドブレーカーを着込み外へ。
最初は寒かったのですが、三頭山の急な登りで暑くなりました。
途中の展望台で夜景を見ながらウインドブレーカーを脱ぎました。

鞘口峠の下りの途中にU君が追いついてきました。
ランプの電池交換のために遅れたのですぐに取り戻せたようです。
此所からはU君と楽しく話しながら第二関門を目指しました。
彼も此所から先は未知の世界だったようです。
風張峠を過ぎ、奥多摩周遊道路に出た所は
ランナーらしく楽しく走りました。
第二関門は10時間41分で通過。8日中の通過が出来ました。
昨年は日付が変わってましたから。

第二関門にて給水。アミノバリューと水の混合を戴きました。
割合は1:2。ちょうど良く感じました。
御前山のダラダラした登りや岩場、ゆっくりでしたが
着実に登れました。
岩場で見た月明かりの富士山、幻想的でした。
御前山山頂での小休止して出発。

大ダワでも少し休息。大岳山へ。
ここは穏やかな山道の後岩場ですが、高度計が役立ちました。
数回来ているので道もよく判っています。
岩場を登りきり山頂へ。
東京の夜景、富士山、御前山、みんなキレイに見えました。
星も最高でしたね。

此所までくるとあとは下り調子。
昼間でも降りるのが大変な道ですので慎重に降りました。
あっという間の大岳山の下りでした。程なく御岳山。
普段なら難なく駆け下りれるトレイルも既に50キロ以上走っている足には
キツいもので大変な下りとなりました。
やがて綾広の滝上部の水場。用心の為の水の補給をしました。
水場を出ると追い越していく見覚えのある後ろ姿。
しゃおらいさんでした。
何でもちょっと寝ていたようです。

第三関門は15時間20分で通過。
トイレにはいるため休息せず、すぐに出ました。
しゃおらいさんにも先に行っていただきました。
ここで若干U君とも逸れました。

御岳山頂の町並みを抜け日の出山へ。
日の出山の登りを一気に登りきるとそこには夜明け前の東京の街のあかり。
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暗くて判りにくいですね。
感動して写真をとっていると休んでいたのはしゃおらいさん。
すぐにU君も追いついてきました。

私は先を急ぎました。
だんだん空が明るくなってきます。
麻生山を越える頃には夜明け。
その後目の前に東京の日の出が!感動しました。
東京湾から千葉の山々まで見渡せる場所なんですね。

明るくなるとライトは不要。ザックに収納しました。
残り5キロ手前の地点、しゃおらいさんが追い立ててくれました。
でも私には余力が無く走れなくなってしまいました。
U君も追いついてきました。
彼は昨年のリベンジがあるので先に行っていただきました。

金比羅神社手前を下りあと70キロ地点。
ここから得意の舗装路の下りです。
一気に駆け下りる事が出来ました。
ゴールは17時間42分。
目標を高めに設定していましたが練習不足ですから当然の結果ですね。

ゴール後は先にゴールしていたU君とビイルで乾杯。
トン汁を戴き、カップラーメンを一気に食べて満足。

先にゴールしていた仲間の記録を聞いてビックリ!
みんなすごいな~と思いました。

着替えを済ませ、kuriさんやしゃおらいさんら陸上部の皆さんと別れ
仲間のゴールを待ちました。
ミカンさんもしばらくゴールで待っていましたが新幹線の時間もあり
青梅での再会を誓って別れました。

21時間まで仲間のゴールを待ちましたが戻らず我々も撤収しました。
帰宅後にメールが入り23時間で完走したとの事。
すぐに電話をかけ祝福しました。
長い一日が終わりました。




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