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Bar Opus 洋酒研究所

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2020.07.15
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カクテルの王様と言えば「マティーニ」。



バーで最もよくオーダーされるショートカクテルです。

ジンとベルモットをステアして、オリーブを飾る。

シンプルであるが故に、バーテンダーの腕が問われるカクテルでもあります。

実際、マティーニは店ごと、バーテンダーごとに違うレシピを持っているのが当たり前で、そのバリエーションも非常に豊か。

海外ではあまりにも派生系が多すぎて「パーソナルティーニ」などと呼ばれることもある程です。

そんなマティーニですが、家で作ろうと思うと意外と面倒くさいのが悩みどころ。

ミキシンググラスが無い。カクテルグラスが無い。冷蔵庫にベルモットを入れるスペースが無い。etc...

今回はそんな専用の道具を使わずに、ご自宅で、いつでも気軽にマティーニを楽しめる方法をご紹介します。

用意するのはこちら。



・マティーニを詰める瓶
・100均の小型計量カップ
・ジン
・ベルモット
・オレンジビターズ
・オリーブ

今回はこれらを使って、誰でも作れる「ステアのいらない」マティーニを作っていきたいと思います。

作り方は非常に簡単。

ジン、ベルモット、オレンジビターズを好みの比率で瓶に入れ、



冷蔵庫で一晩寝かせます。

仕込みはたったこれだけ。

大事なのは、飲むときにロックで飲むこと。

なぜか。

ステアという技術は「3つの目的」をもって使われます。

1.材料の混合
2.温度の調整
3.水分量の調整

要は、材料を混ぜ、そのカクテルを最も楽しめる温度に冷やし、カクテルに少しの水分を加えるという3つの作業を同時にするのが「ステア」なんですね。

1と2は分かるけど、3はどういう意味?という方も多いと思います。

実はカクテルに使う材料はそれぞれ比重が違います

比重が違うお酒やジュースは、そのまま混ぜるだけでは見た目には混ざっていても、味そのものはバラバラのままの状態になのです。

実際、氷を入れずにステアしたマティーニは、ジンとベルモットがそれぞれ強く自己主張し、多くの方が「アルコールがキツイ」と表現する味になってしまいます。

しかし、そこに氷から溶け出した僅かな水分が加わり、比重の違う材料を融合させる接着剤の役割を果たしてくれることで、ジンとベルモットが「マティーニ」というカクテルになるのです。

つまり、

材料を事前に混ぜ、冷蔵庫で冷やす → 1.材料の混合 2.温度の調整

ロックで飲む → 3.水分量の調整

という工程で、バーテンダーが使う「ステア」という技術の代用をしている訳です。

ベルモットの置き場が無い問題が解決してないって?

それもご安心下さい。

Bar Opusでは、ベルモットやオレンジビターズをお好きな量だけ量り売りでお分けしています。(ダイレクトマーケティング)



自宅で誰でも簡単に出来る「マイ・マティーニ」作り、是非挑戦してみて下さいね。



Enjoy your Bar Life!




追伸

マティーニのレシピは千差万別。お好みの比率で結構なのですが、参考までに基準となるレシピを書き記しておきます。

なお、200ml程度の小瓶で作ることを想定して、各レシピは3杯分(=約180ml)で書いています。

全体の比率が同じであれば、各ご家庭の状況に応じて量を増減しても大丈夫です。

オリーブは中に入れても良いですし、小皿に盛って、おつまみとして食べながら飲むのも良いですね。



【マティーニ】
ジン 135ml
ドライベルモット 45ml
オレンジビターズ 小さじ1(5ml)

【ドライマティーニ】
ジン 150ml
ドライベルモット 30ml
オレンジビターズ 小さじ1/2(2.5ml)

【エクストラドライマティーニ】
ジン 165ml
ドライベルモット 15ml
オレンジビターズ 小さじ1/2(よりドライがお好みなら無し)





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最終更新日  2020.07.15 12:51:33
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