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ばう犬

ばう犬

Jan 14, 2005
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最近、「境界性人格障害」のことがよく取り沙汰されています。大きな書店で「心理学」の棚を探すと、必ずそれに関する書籍が1、2冊は置いてあります。けれども、それが実際にはどんな障害なのか知っている人は少ないと思います。
以下に、「境界性人格障害」に関する、分かりやすく、示唆に富んだ書籍を1冊紹介します。


Mason,P.T. & Kreger,R. 1998 Stop walking on eggshells. Talking your life back when someone you care about has borderline personality disorder. New Harbinger Publication (荒井秀樹 野村裕子 束原美和子訳 2003 境界性人格障害=BPD-はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ- 星和書店)

境界性人格障害は広く認知されていない。それにはいくつかの理由があり、以下のとおりである。
(1)専門家たちがこの疾患について十分に教育されていない。
(2)この疾患の存在を否定したり、
(3)一時的な「流行」にすぎない診断名と主張する専門家もいる。
本書では、境界性人格障害の人と関係を持つ人たちが、そこから来る問題にどう取り組んだらよいかを示唆してくれる。
また本書には、インターネット援助グループに寄せられた、境界性人格障害の人たちや、彼らと直接に関わる人たちのメールが載せられており、双方の内面や周囲で起きている事態を生の声を通して知ることができる。
DSM-IVによると、境界性人格障害の診断基準は以下のとおりである。

【境界性人格障害の診断基準(DSM-IV)】
成人早期に始まり、種々の状況で明らかになる、対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式で、以下のうち、5つ(またはそれ以上)で示される。
(1)現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気違いじみた努力。
(2)理想化とこき下ろしの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係。
(3)同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像または自己感。
(4)自己を傷つける可能性のある衝動的で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、むちゃ食い)。
(5)自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し。
(6)顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2、3時間持続し、2、3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い不快気分、いらいら、または不安)。
(7)慢性的な空虚感。
(8)不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんか を繰り返す)。
(9)一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離症状。





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Last updated  Jan 14, 2005 01:34:34 AM
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